ミニ光海くんの「華政」5分で読めるあらすじ紹介(第26話)


ミニ光海くん 華政あらすじ紹介


ミニ光海くんの「華政」あらすじ紹介、第26話をお届けします。

ミニ光海くん


<26話>

私は戦地から届いた報告を読んでいました。後金(コウキン)が攻めてきて、明(ミン)の軍隊は全滅し、そして総大将率いる朝鮮の軍隊も後金に投降した、という内容が記されていました。信じられないような報告に衝撃を受け、私は思わず書状を下に置き、なすすべもありませんでした。

私の頭に浮かんだのは王女と他の技術者たちの安否でした。お付きの者に尋ねると、彼らは既に避難を開始して、戻ってくる最中であると答えました。ただし、と前置きして、お付きの者は火器都監の若い役人についての消息を私に告げようとしました。私は立ち上がり、その続きを聞こうとしました。

火器都監の若い役人は、技術者たちが安全に避難できるよう手伝い、自らは逃げ切ることができなかったのです。火器都監の技術者たちは断腸の思いで戦地から引き揚げてきたのでした。

チャスンウォン 華政 光海君


私は重臣たちを集めました。居並ぶ重臣たちを前に、私は怒りをぶつけました。「皆、全然嬉しそうには見えないな。理由は分かっている。起こり得ないとお前たちが言ったことの全てが、今、起こっている。お前たちは我々の利益として、我々が明(ミン)の戦争に軍隊を派遣する必要があると言った。そして明が後金に敗れることはないと言った」

「お前たちは皆、現実を見ることなく、明に我々の運命を託したのだ。結果はどうなると思っていたのだ?お前たちの選択により、我々の国は今どんなことに直面することになったと思っているのだ?」私は重臣たちをにらみました。

私は会議の場から機嫌悪く戻ってきました。椅子を倒し、机を叩いて座りました。軍事を任せる腹心の部下が落ち着くようにと声を掛けました。彼は今、私の側に付くか、爪を隠した悪賢い獣のような重臣の側に付くか、選択を迫られている立場にありました。「どちらの側に行くか決めたのか?」と私が尋ねると、「私は王様が世子の頃からお仕えしてきました。どうして王様を裏切ることができましょうか」と答えました。

今の私には残された道がありませんでした。腹心の部下の返事を信じるしかありません。今回、明が後金に敗れたことで、明は我々にさらに軍隊を派遣するように要求するでしょう。そして後金も我々に圧力をかけてくるでしょう。国内ではそれぞれの派閥がさらに結束を固める動きが見えており、問題は山積みとなっています。

そこへ王女をはじめとする火器都監の技術者たちが無事に戻ってきたという知らせが入りました。

宮殿の中を大急ぎで移動すると、火器都監を束ねる役人が一行を率いてやって来るのが見えました。「王女…」そう私が声をかけると「王様…」と疲れ切った王女が答えました。役人が帰還の挨拶をすると私はすぐに尋ねました「あの若い役人はどうしたのだ?彼は一緒には帰れなかったのか?」

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私は部屋で王女と向かい合って座っていました。「すまないことをした。あの若い役人を、熟練の技術者たちの安全のための責任者としたのは私の王命だった」私がそう言うと、王女は気丈に答えました。「王様のせいではありません。王様も私もよく分かっている通り、王命がなくても、彼は我々を守ったことでしょう。そして私は彼を信じています。彼は生き延びて、いかなる代償を払おうとも戻ってくると言いました。私は彼の言葉を信じ、待ちたいと思います」涙をこらえながらそう答えた王女を見て、私はいたたまれない思いでした。


私はお忍びで、後金(コウキン)の使者に会いに行きました。使者の持ってきた書状を読み終わると私は尋ねました。「これが本当に後金の要求なのか?」使者は、後金はまだ朝鮮のことを敵だとは思っていないと答えました。そのため、今回の戦いで朝鮮が後金に戦いを仕掛けたことも許す、と言いました。私は使者の言葉に反応して顔を上げました。「今、朝鮮を“許す”と言ったか?」

使者は静かに続けました。「我々は新たな帝国を作り、皇帝が誕生することになっています。ですから朝鮮は我々の新しい皇帝に敬意を表するべきかと」私は嫌な予感がして、さらに尋ねました。「皇帝とはどういう意味なのだ?ではその皇帝は朝鮮と後金の主従関係を望んでいるのか?あなた方は私にこんな無礼な提案を受け入れろと言うのか?」

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使者は、我々に選択の余地はないことを告げました。我々が戦地で明を裏切り撤退しようとしたことを明が見つけたならば、朝鮮はさらに苦境に陥ることを指摘し、危険を冒して王である私が自ら後金の使者に会ったということは、朝鮮が後金に求める物があるからである、と整然と説明した使者に、私は返す言葉がありませんでした。彼の言うことは正しいのです。我々に残された道はほとんどないのです。書状の上で握った手に思わず力が入りました。

お忍びの外出から戻って来ると、軍事を任せる腹心の部下が走ってきました。明から書状が届いたというのです。

明からの書状は、彼らが朝鮮を監督する、という内容でした。朝鮮が戦いに参加したから負けたという言いがかりをつけ、我々が明の属国になることを望んでいるのです。

私は宮殿に爪を隠した悪賢い獣のような重臣を呼び、明からの書状の内容について改めて尋ねました。彼は明との強力なつながりがあり、今回の書状の内容についても聞き及んでいたようです。明は今回の戦いで朝鮮が後金と共謀したと信じており、朝鮮に監督者を派遣したいと考えているようだ、と答えました。

「何と厚かましい。では彼らは自分たちの軍隊が逃げているのに、我々の軍隊は全滅するまで戦えというのか?」私はそう怒りを表わすと、彼はこう答えました。「彼らは我々が最初から明を見捨てる計画だったのでは、と疑っているようです」私は、秘密の王命に関わる話が出てきて、思わず顔を上げました。「もちろん誤解でしょう。使える全てのつてを頼り、それは誤解であると彼らに伝えます」

私は彼をにらみ、全力で明の誤解が解けるように努力するよう命じました。そして私は、彼が犯した過去の謀反についての自白や証拠を手に入れており、いつでも彼を潰すことができる、と脅し、今回も私の背後で謀反のようなことを計画していないことを望んでいる、と彼のことをにらみつけました。

私はお付きの者に、この国の行く末を嘆いていました。後金は我々に属国となることを求め、明は我々を監督したがっている…。お付きの者は、こんな時こそ信頼する女官を呼ぶべきだと進言しました。国が動揺している時に、重臣たちは異腹の甥にあたる王族と会っている、という話を始めました。「どういうことだ?」どうやら異腹の甥にあたる王族は、前王妃の誕生日のために宴を催しているというのです。

私は部屋に王女を呼びました。「今日何があったか聞いた。私の異腹の甥にあたる王族に会ったのだな?」「王様、彼があなたの後ろで何かを企んでいるとお気づきですか?」「ああ、分かっている。彼の意図に気付いていた」「ではなぜ彼を野放しに?」

チャスンウォン 華政 光海君


「今は…私には他の選択肢が無いからだ。朝鮮の将来は消えかかる炎のようだ。こんな時に政治の派閥にそっぽを向かれるようなことはできない。彼らなしでは私は明と後金の圧力から耐えられないのだ。政治とはそのようなものだ。王として、私は時々無実の者を犠牲にしなければならない。そして時には誰かが私を引きずりおろそうとしているのを知りながら、気付かないふりをしなければならないこともある。私はこの全てがぼんやりとした中で生き延び、目標を目指さなければならない。今、我々は剣をお互いの首に当てたところなのだ。我々はお互いの目的を知ったのだ」

私はお忍びで再び外出し、後金の使者と会っていました。「私はあなたがたの提案を受け入れよう。ただし、一つ条件がある。後金に捕まっている朝鮮の捕虜、彼らを渡せ」使者は驚いたようでした。「分かったか。もし彼らを全員引き渡したら、朝鮮は後金と手を結ぼう」そう言うと、私は使者を見つめました。

<続く>

※このあらすじ紹介は、ドラマ「華政」の光海君の周りで起こった出来事を中心にまとめています。すべてのシーンをまとめたものではありませんが、なるべくドラマ全体の話の流れから外れることのないように構成しています。

第26話のスンウォン氏の出演部分をまとめた、「チャ・スンウォン氏『華政』第26回放送 光海君アルバム」も併せてお楽しみください。

<第26回放送 光海君アルバム>はこちらからどうぞ。


以前のあらすじ紹介は下のリンクからどうぞ。分かりやすいようにサブタイトルを付けてみました。

ミニ光海くんの「華政」5分で読めるあらすじ紹介(第1話)父王の死
ミニ光海くんの「華政」5分で読めるあらすじ紹介(第2話)16代国王に
ミニ光海くんの「華政」5分で読めるあらすじ紹介(第3話)孤独の王
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ミニ光海くんの「華政」5分で読めるあらすじ紹介(第5話)王への挑戦状
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