[web記事]50部作の長い旅を終えた「華政」が残したもの、「歴史、人間、権力」


華政 ファジョン


「『華政』が残したもの、その三つ」

光海(クァンヘ)と仁祖(インジョ)、そして孝宗(ヒョジョン)に至るまで、激動の朝鮮史を貫き、話題を集めたMBC54周年の月火特別企画「華政」が50部作の大団円を迎えた。

9月29日に放送された「華政」最終回では、貞明公主(イ・ヨニ)を筆頭にした政治勢力が、カン・ジュソン(チョ・ソンハ)、キム・ジャジョム(チョ・ミンギ)、昭容趙氏(ソヨンチョシ/キム・ミンソ)などの為政者たちを清算し、朝鮮の地に希望の芽を作り出し、権力というのは結局は民衆たちから出ていることを示唆した。

「華政」は50部作という長い時間の中に、宣祖(ソンジョ)から始まり、孝宗(ヒョジョン)に至るまで4代の王が統治していた時期を溶け込ませた。その中で王の業績ではなく、権力を前にした王の内面を立体的に浮き彫りにする新たな試みを披露した。


▶宣祖、光海、仁祖、そして孝宗、4代の朝鮮と権力の本質
チャスンウォン 華政


「華政」には何と4代にわたる王たちが登場した。宣祖(パク・ヨンギュ)を皮切りに、光海(チャ・スンウォン)、仁祖(キム・ジェウォン)、悲運の皇太子ソヒョン(ペク・ソンヒョン)に続いて孝宗(イ・ミンホ)に至るまで、4代の王を貫く新たな展開で視線を引きつけた。

イ・ヨニ 華政


これとともに、貞明公主、ホン・ジュウォン(ソ・ガンジュン)、カン・イヌ(ハン・ジュワン)、カン・ジュソン、イ・イチョム(チョン・ウンイン)、キム・ゲシ(キム・ヨジン)、キム・ジャジョム、昭容趙氏、仁穆大妃(シン・ウンジョン)、イ・ウォニク(キム・チャンワン)、イ・ドッキョン(イ・ソンミン)、ホ・ギュン(アン・ネサン)、チェ・ミョンギル(イム・ホ)、キム・サンホン(イ・ジェヨン)、イ・ハンボク(キム・スンウク)、チョン・インホン(ハン・ミョング)、ユ・ヒブン(ユ・スンモク)、イ・チュン(チョン・ギュス)、キム・リュ(パク・ジュンギュ)、イ・グィ(チャン・グァン)、イ・ヨンブ(キム・グァンギュ)、チャン・ボンス(パク・ウォンサン)など、多くの群像に光を当て、彼らを通じて朝鮮権力闘争史の断面を描写した。

華政


このような新鮮な試みは「華政」のテーマである「輝く政治」を一層強調する仕掛けとなった。正義を追求する人と私利私欲を貪る人、歪んだ時代を正す人と時代の流れに便乗しようとする人が、朝鮮の政界という一つの中で共存して、権力の属性とその中での人間の本質を鋭く見抜いて好評を集めた。

▶人間としての王、立体的な人物描写通じた共感獲得
チャスンウォン 華政 光海君 クァンヘグン


「華政」の中の王は、業績ではなく人間だった。また、断片的な人間ではなく、変化して成長する立体的な人間だった。

通常、光海を暴君、あるいは悲運の改革君主として描写する。また、仁祖は無能な王、朝鮮の歴史を通じて最悪の君主として描写したりする。しかし、「華政」の中の光海と仁祖は、今までとは差別化された姿でテレビに引きつけた。

チャスンウォン 華政 ファジョン 光海君 クァンヘグン


光海は癸丑獄事(ケチュクオクサ:大北派(テブクハ)が西人(ソイン)勢力と永昌大君(ヨンチャンデグン)を除去するために起こした事件)を容認し、自分の父親を毒殺したキム・ゲシとイ・イチョムを処罰せず、自分のそばに置いた。これは自分の支持基盤を強固にして善政のための原動力とするためのものだった。

このように「華政」の中の光海は、朝鮮の安全のために自分は非情な君主になることを自認した人物として描かれた。これは暴君としての光海、改革君主としての光海を融合させることであった。同時に「人間」と「王」の間で絶えず苦悩する光海の姿は、視聴者たちの深い共感を呼び、「光海」の再発見を成し遂げた。

キム・ジェウォン 華政 光海君 クァンヘグン


また、仁祖の暴政にも説得力を与えていた。「華政」は仁祖を、自分に王としての資質がないことや、反正(パンジョン=クーデター)を通じて王位を奪い取ったことに、絶えず自分が至らないという思いを抱えて生きている人物として描いた。これにより、善政を行いたいが、奸臣の輩たちの手を退けず、ひいては息子昭顕(ソヒョン)の死まで引き起こしてしまった。

しかし、死ぬ直前、奸臣の輩たちを清算し、鳳林大君(ポンリムデグン/のちの孝宗)に力を与える「王の選択」を通じて成長した姿を見せて、視聴者たちの涙腺を刺激した。

▶歴史の1ページ、名場面で強烈な刻印!
チャスンウォン 華政 光海君 クァンヘグン


「華政」は、数多くの名場面を誕生させ、歴史の1ページを視聴者の脳裏に強烈に刻み付けた。

特に第4回で光海が、永昌大君(ヨンチャンデグン/チョン・ジンソ)に着せられた謀反の濡れ衣を晴らして弟を助けてくれ、と哀願している幼い貞明(チョン・チャンビ)に「王室に子供はいない」と無視する場面は、権力の前に家族まで除去しなければならなかった悲しい歴史の「癸丑獄事(ケチュクオクサ)」を切々と表現した。

華政


それだけでなく、第29回の光海役チャ・スンウォンと仁祖役キム・ジェウォンの火花の散るカリスマ対決によって、「仁祖反正(インジョパンジョン)」はさらにスペクタクルに描写されており、第42回、仁祖が清国の皇帝に三跪九叩頭の礼(さんききゅうこうとうのれい/皇帝の前でとる臣下の礼の1つ)をしなければならなかった恥辱的な歴史である「三田渡(さんでんと)の盟約屈辱」は、俳優たちの凄まじい涙の演技の中でさらに悲劇的に描かれた。

この他にも「華政」は、壬辰倭乱(文禄・慶長の役)、深河戦闘、イ・グァルの乱、丙子胡乱 (へいしこらん)など歴史的な事件を強烈な色彩と迫力あふれるストーリーで編み出して、視聴者たちの心に深く刻まれた。

イ・ヨニ 華政


「華政」は、混沌の朝鮮時代の政界の様々な群像が持った、権力に対する欲望と、これに対抗して個人的な恨みを乗り越えて連帯する光海と貞明、そしてその貞明が仁祖政権下で権力と欲望に対抗し、最後まで闘争する話で、視聴者たちの声援のうちに50部作の長旅を終えた。

(MBCの記事を翻訳しました)
※管理人が適宜フリガナ、カッコ内の解説を加えました。

*この記事はMBCのニュース記事を管理人が翻訳しました。チャ・スンウォン氏の非公式ファンサイトとして、日本のファンへの情報共有を目的に無断翻訳しております。著作権者、利害関係者からの削除要請の意思表示を受けた場合、速やかに誠意をもって応じたいと思いますのでご一報ください。
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