ミニ光海くんの「華政」5分で読めるあらすじ紹介(第14話)


ミニ光海くんの「華政」あらすじ紹介 第14話


ミニ光海くんの「華政」あらすじ紹介、第14話をお届けします。

ミニ光海くん



<14話>
「彼の尋問を始めよ!」私がそう告げると、若い役人の尋問が始まりました。居並ぶ重臣たちの前で、拷問に耐える彼の言い分に変わりはありませんでした。

「何度聞かれても、私の答えは同じです。彼は日本のスパイじゃない。それに火器都監に彼を入れたのは私の一存です!」

拷問はさらに厳しくなり、彼はうめき声を上げました。私はついに口を挟みました。

「拷問を止めろ。王である私がこのことについて知っていたのかどうかを聞くのだ。それこそがここにいる皆が興味を持っていることなのではないか?それを確かめるためにこの尋問の場を設けたのでは?」

チャスンウォン 華政 光海君


静まり返った一同を前に、私は立ち上がって若い役人に近づきました。
「それなら…私が尋ねよう。お前は消えた硫黄職人が日本のスパイだと知っていたのか?私もそれを知っていたか?彼は火器都監での事故に関与していたのか?」

拷問のためにすっかり消耗し、ぐったりしている若い役人は答えました。
「いいえ、知りませんでした。もちろん、王様もご存じありません。しかし私は彼が事故の原因ではないと証明できません。ですからどうか私を殺してください。そして、この件を終わりにさせてください」

必死で訴える彼の言葉を、あふれてくる涙をこらえながら聞きました。居並ぶ重臣たちを振り返り、私はこう言い渡しました。
「皆、聞いたか?この犯罪者は、火器都監の事故について責任を認めた。これ以上の尋問は意味があるか?彼に反逆罪を課し、法に基づき打ち首にせよ!そして刑の執行を本日中に行う」

ざわめく重臣たちの声を背に、席に戻ろうとした私は、縄で縛られた火器都監の小柄な男が連れられて入って来るのを見ました。「王様こいつです、火器都監に侵入した者です!」

チャスンウォン 華政 光海君



小柄な男が口を開きました。
「真実を明かすために来ました。私が火器都監から逃げ出した職人です。今から真実をお話します。私が日本から来たというのは本当です。そして、王様は既に私のことをご存知です。おそらく随分前から…」
私は小柄な男を見つめながら首をかしげました。事態を飲み込めない重臣たちがまた騒ぎ始めました。



宮殿に急ぎ戻った私は、明から救い出した頭の切れる重臣が緊急で持ってきた書状を読んでいました。どうやら先ほどの小柄な男がつてを頼って私に知らせをよこしたようです。火器都監の事故の原因を作った男は別の硫黄職人だという内容でした。なぜ私はもっと早くに気付かなかったのでしょう。すぐに火器都監を捜索するよう指示を出し、職員の名簿を持ってくるよう命じました。

そして間もなく、真犯人が捕らえられたとの報告が入りました。

私は便殿に入ると、重臣たちにある物を投げつけました。
「これが真犯人の名前が入った火器都監の作業着だ。硫黄職人だけにつく、硫黄の痕跡がこの服のあちこちについている。何よりも、捕えられた者が全てを自白した。それでもお前たちはまだあの若い役人がスパイを手引きしたというのか?そして私が陰からそそのかしたというのか?」

チャスンウォン 華政 光海君


自分たちの間違いだったと口々に言う重臣たちを前に、怒りがこみ上げてきました。私は手に持っていた火器都監の職員名簿を重臣たちに見せながら、真犯人である職人を火器都監に推薦したのは、護衛隊に所属する男であったことを暴露し、その男の後ろで糸を引いている者も全て捕えてやる、と宣言しました。


私は、護衛隊に所属する、怪しい推薦者の男を捕らえるよう命じました。以前から目を付けてきたその男の口から、あの爪を隠した獣のような重臣の名前を引き出す機会がようやく来たと思うと、気持ちが高ぶるのを感じました。

ところが事態は思わぬ方向に進みました。護衛隊に所属する男を捕えようとしたところ、自ら命を絶ったというのです。私は大きなショックを受けてガックリと座り込みました。今度こそあの爪を隠した獣のような重臣を追い詰められたと思ったのに…。こみ上げてくる怒りを抑えきれず、私は机を大きく叩きました。


私はお忍びで、火器都監に勤める小柄な男に会いに行きました。火器都監の若い役人宅に身を寄せている彼は、洗濯物を干し終わったところでした。
「お前に会いにここに来た。なんと言ったらいいか…。まずは重要なことからだ。礼を言わねばならない」彼のおかげで真犯人が捕らえられ、若い役人も命拾いをしたのです。
「ありがたき幸せ、王様」と返答する小柄な男の顔を、私はじっと見つめました。

チャスンウォン 華政 光海君


私は宮殿から、若い役人に渡す薬も持ってきていました。私のために拷問に耐え、傷ついた彼に、薬を持ってくるとは複雑な気分です。彼は礼を言って薬を受け取りました。殊勝な様子の彼を見て、かえって気まずく感じる、と話すと「では再び私は刃を王様に向けるべきでしょうか?」と返答する彼に、「そうだ、その方がお前らしい。そして私も。だから油断をするな。私はお前の知っている通りの王だ。私は目的のために、お前でも誰でも再び捨てることができる」そう言い残して去りました。


宮殿に戻り、信頼する女官と話をしました。
「慌てないでください、王様。あの爪を隠した獣のような重臣は、既にその爪を見せています。だから我々は彼をすぐに捕まえられます」私は思い出したように、「ああそうだ、それも始めなければならない」と言ったものの、別のことを考えていたと話しました。
「あの日本からきた職人、彼のことがなぜか最初から気になって仕方ないのだ」

私は信頼する女官に命じて、火器都監の小柄な男を宮殿に呼びました。お菓子を運ばせ、二人きりで向かい合うと、私は食べるように勧めました。ようやくお菓子を食べ始めた男を私はじっと見ていました。

チャスンウォン 華政 光海君


「お茶を…入れてくれるか?」

立ち上がって私の脇に来て、茶碗に茶を注ぐ男に、私は軽く頭を下げました。自分の席に戻った男は、「失礼ですがなぜ私をここに呼ばれたのですか?」と問いました。

私は彼に質問をしました。日本の炭鉱で奴隷だったのか、朝鮮にいた時はどこに住んでいたのか…。トンネという町に住んでいたと答えた彼は、漁師の息子で、漂流して日本に行き着いたと答えました。私はお茶を一口飲むと「本当か?」と言うと、茶碗をおいて彼を睨みつけました。

「お前は私の前で上手に嘘をついた。だがぎこちない。お前はトンネには行ったことがないし、漁師の子でもない」反論するような彼の言葉をさえぎり、「その目!そうだ、最初にお前を見た時から、私はその目に絶対に見覚えがあると思っていた。そしてお前は私がお前のことを随分前から知っているとも言った」

チャスンウォン 華政 光海君


口ごもる彼に畳みかけるように言いました。「それにお前は菓子を食べる際に、紙でくるんで食べるということを知っている。そして階級に関わりなく、茶を注ぐ者に軽く礼をするという王室のしきたりすら知っている。だから王である私が頭を下げた時、お前は驚きもしなかった!」

私は脇に置いていた刀を抜き、立ち上がって彼に突きつけました。

「どんな目的で火器都監に来たのか言うのだ。お前は誰だと聞いているのだ!」刀を突きつけ問い詰めました。

<続く>



※このあらすじ紹介は、ドラマ「華政」の光海君の周りで起こった出来事を中心にまとめています。すべてのシーンをまとめたものではありませんが、なるべくドラマ全体の話の流れから外れることのないように構成しています。

第14話のスンウォン氏の出演部分をまとめた、「チャ・スンウォン氏『華政』第14回放送 光海君アルバム」も併せてお楽しみください。

<第14回放送 光海君アルバム>はこちらからどうぞ



以前のあらすじ紹介は下のリンクからどうぞ。分かりやすいようにサブタイトルを付けてみました。

ミニ光海くんの「華政」5分で読めるあらすじ紹介(第1話)父王の死
ミニ光海くんの「華政」5分で読めるあらすじ紹介(第2話)16代国王に
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