ミニ光海くんの「華政」5分で読めるあらすじ紹介(第12話)


ミニ光海くん


ミニ光海くんの「華政」あらすじ紹介、第12話をお届けします。


ミニ光海くん



<第12話>

火器都監から宮殿に戻ろうとしたところ、不審な人物が捕らえられた現場に出くわしました。護衛に押さえられた小柄な男は、私をにらむように見つめています。何か、引っかかるような気がしました。そして、ふてぶてしい態度のその男が口を開きました。「私が誰だと思う?興味があるか?じゃあ教えてやろう。私が誰で、どこから来たのか!」

「お前は…」私はそうつぶやきながら、男に近づきました。近くにいた重臣が、男が乱心したに違いないと殴りかかろうとするのを止め、私の顔をまだにらみ続ける男に告げました。「ではお前が誰か教えてくれ。火器都監は軍法によって治められている。お前が打ち首になる前に、誰がお前に指示したのかを知る必要がある」

そこへ火器都監に勤める若い役人が駆け寄ってきました。どうやら捕えられた男のことを知っているようです。私は思わず聞きました。「彼を知っているのか?」

チャスンウォン 華政 光海君


別室に招かれた私は、若い役人から、この小柄な男は日本から火器都監の職人として連れて来た者で、硫黄取引にも協力してくれたという話を聞かされました。そして、その男こそが我々が必要としている、硫黄の精製技術を知っている者だというのです。

「彼は本当にやり方を知っているのか?」私は心を動かされましたが、得体の知れない男を連れてきて、火器都監で働かせたいという無理難題を前に、ため息をつきながら尋ねました。もし彼がスパイだったら、もし精製がうまく行かなかったら…。それでも若い役人は、全責任を負ってでも、その男を職人として火器都監で働かせたいと懇願し、ついに私も折れました。

再び外に出て、ため息をつきながら、若い役人の話を思い返していました。そして同時に、捕えられた小柄な男が「じゃあ教えてやろう。私が誰で、どこから来たのか!」と吐き捨てるように言った瞬間も思い出していました。あれは何だったのでしょう。なぜかあの瞬間、見覚えがあるような、なじみがあるような感覚にとらわれたのです。

先ほど、男を拘束した重臣が近づいてきて、不審な男を釈放したことや、若い役人を信用し過ぎることについての不満を並べ始めました。私はきっぱりと「私自身がどのように部下を使うのかは、私が決める。だからこれ以上、火器都監や若い役人の件に首を突っ込むな」と言い捨てると、宮殿に戻りました。


ある日私はお忍びで、ふらりと一人の重臣の自宅を訪れました。彼は私が「爪を隠した獣」だと思っている重臣で、突然の私の訪問に驚いているようでした。お忍びの視察の帰りに立ち寄った、と少々言い訳がましい理由を述べ、少し歩こうと誘いました。

並んで町を歩いていると、商人たちが皆こぞって隣を歩いている重臣に丁寧に頭を下げていきます。お忍び姿である私に気づくまでもなく、重臣は気まずそうにしきりに恐縮しています。「心配するな。“私は王だ。お忍びでやってきた”とは言えないからな」と笑い、「ここに来て、君がどれほど権力があるのかを感じているよ。ある意味私はただ王座に座っているだけの王で、本当の町の支配者が他にいるようだな」と痛烈な嫌味を言って笑いました。

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静かな場所に移り、私は本題を切り出しました。外には町を行き来する商人たちの姿が見えます。「彼らは明と朝鮮を行き来して、硫黄と硝石を供給する商人たちだ。私が火器都監のお披露目をしたことで、彼らの抵抗も大きいと聞いた」

重臣は、王のお触れは商人たちの生活にも影響を及ぼす、と答えました。

「それなら…君も同様に感じているに違いない。君は商人たちの元締めでもあるからな」そう鎌をかけてみました。すると重臣は、自分は王の側にいる人間で、私が前に話した、国の利益のために力をつけるという言葉と、自分の信念が同じであり、火器都監を支持すると言いました。

私は少し笑って正直に言いました。「実は私がここに来た理由は君にある。私は君がどんな男なのか興味があったのだ。考えたら今まで、君にそれほどの才能があるとは思わず、君に目を付けていなかった。これからはもっと政治に参加すべきだ。火器都監の製造の責任者になるのはどう思う?」

思わず聞き返して私を見つめる重臣を見ながら、私は心の中でつぶやきました。(お前だろう?王座の上に立とうとした者は?)



宮殿で、緊急を知らせる太鼓が鳴りました。何が起こったのか調べるように指示するやいなや、信頼する女官が入ってきました。火器都監で事故があったようです。

「どけ!行って自分の目で確かめる!」逆上した私は、現場に駆け付けようとしましたが、信頼する女官が制止しました。「それはなりません、王様。火器都監での事故の原因もまだ分かっていないのです。王様の安全がまず第一です」

「私の安全などと言うのか?私が全てを賭けた火器都監なのだ!どけ、私が自分で指示をする!」

女官は引き下がりません。「王様、今はその時ではありません。反対している派閥がこぞって王様を揺さぶろうとするでしょう。大きな向かい風が王様に吹くでしょう。ですから、王様は動く前に決めねばなりません。火器都監のために何を諦めて何を取るのかを」

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私は女官の言葉を聞き、荒い息のままその場にとどまりました。知らせが来て、外に出ると、既に夜になっているにもかかわらず、そこには重臣たちが大勢押しかけていました。私はその光景を見て驚き、ただ立ち尽くすばかりでした。

<続く>


※このあらすじ紹介は、ドラマ「華政」の光海君の周りで起こった出来事を中心にまとめています。すべてのシーンをまとめたものではありませんが、なるべくドラマ全体の話の流れから外れることのないように構成しています。

第12話のスンウォン氏の出演部分をまとめた、「チャ・スンウォン氏『華政』第12回放送 光海君アルバム」も併せてお楽しみください。

<第12回放送 光海君アルバム>はこちらからどうぞ



以前のあらすじ紹介は下のリンクからどうぞ。分かりやすいようにサブタイトルを付けてみました。

ミニ光海くんの「華政」5分で読めるあらすじ紹介(第1話)父王の死
ミニ光海くんの「華政」5分で読めるあらすじ紹介(第2話)16代国王に
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