チャ・スンウォン氏エスクァイア12月号インタビュー記事


チャスンウォン


スンウォン氏のロングインタビューが韓国の『エスクァイア12月号』に掲載されました。公式ウェブサイトに掲載されているインタビュー記事を翻訳しました。

映画『シンクホール(仮題)』主演チャ・スンウォンとIWCコレクション

肌を突き刺すような風が過ぎ去った冬の夜、そこには光を宿した雪原があった。チャ・スンウォン黒い瞳が今日も朝を待つ。

BY ESQUIRE 2019.11.19

with IWC

チャスンウォン

直径44.2mmの18カラットホワイトゴールドのケース、ブルーダイヤルのポルトギーゼ・パーペチュアル・カレンダーIWC。コート、タートルネックトップ全てスタイリストの所蔵品。パンツ トムフォード by ブーン ザ ショップ


 風邪に気をつけてください。今回の風邪はとてもひどいです。

Q 風邪をひきましたか?

 もうほとんど治りました。今、災難映画を撮っていますが、建物が崩れてからの状況を撮っているためセット場にほこりが多いです。外部、内部、全部壊して撮るので、やむを得ずほこりが飛んでいます。

Q 映画『シンクホール(仮題)』のことですか?

 そうです。12月には撮影がほとんど終わります。今は一番大変な場面だけが残りました。コンディションをちょっと良くしていけばよいだけです。

私たちが仁川(インチョン)セット場で撮影が終われば、夜10時、11時になってソウルの自宅に帰ってちょっと寝て朝起きて運動してまた、仁川に行って…。そうするうちに免疫力が落ちたのです。バランスが崩れたのです。昨日は少し良くなったようでしたが、今日またぶり返しました。

Q 私ではなく、チャ・スンウォン俳優が風邪に気をつけてくださいね。

 最近風邪が怖くなりました。喉の風邪から始まって鼻風邪まで来て熱も少し出て、ずっと繰り返しているようです。明日からはすごく大変な撮影なのに本当に…。

チャスンウォン

直径43mmのに18カラット・レッドゴールドケース、ホワイトダイヤルのダ・ヴィンチ・パーペチュアル・カレンダー・クロノグラフIWC。スリーピーススーツ、シャツ、タイ、タイバー全てスタイリストの所蔵品。


Q 演出を担当したキム・ジフン監督は映画『第7鉱区』と『ザ・タワー 超高層ビル大火災』を撮りました。極限の状況に追い込むのが果敢だと思います。

 私がこの災難映画を選んだ決定的な理由が監督です。作ってみた人だから作ることができるのですよ。CG処理のためにブルーマットをつけなければならないのに、どこまでつけるかから始めて設置物がこのくらい崩れるように演出するには、どのくらい衝撃を与えなければならないか、これはCGで解決できる、できない、こういうことをすべて判断しなければならないのに、その決定を監督がするのですから。しかも今回はシンクホールですからね。

Q そうですね。シンクホールの状況をどのように表現するか見当がつきません。

 シンクホールだから落ちるしかないでしょう。しかし落ち続けていると、俳優たちの視線がこのように(体を低くして頭だけ持ち上げて上を見上げながら)なります。こんな視線もすべて計算してブルーマットをつけなければならないのです。限りなくつけたからといって上手くいくものではなかった。私が見るには災難映画はやってみた人がすることのようです。

Q 演技する立場でも大変だと思います。想像を加えなければならないかと。

 大変でしょう。それはとても大変です。想像力がひどくなりすぎて、大したことはないのに表情をやたらと大きくして、なぜそんなことになるのでしょう。石が何個か飛んでくるのに、過度なジェスチャーをしているようなもので(笑)

ところが考えてみれば、人は極限の状況でむしろそれほど驚かない場合が多いのです。目に見えないものを想像しながらやるときは、そのようなバランスをとるのが難しいのです。

Q 『シンクホール(仮題)』の初撮影を控えて告祀(管理人註:コサ/安全祈願祭のような儀式)をしている姿を見ました。他の方に比べてお辞儀をかなり長くされたのです。何を願っているのか気になりました。安全?興行の大ヒット?

 何かのために祈るというより、告祀(コサ)は一つの象徴的な行為のようです。私が何を祈るか、何を望むかというよりはそのままそれ自体。映画がちょっとうまくいけばいいし、無事だったらいいし、これはそこにいるすべての人々の願いでしょう。

私はカトリック教徒ですからたまに祈っているのですが、「何のために祈っているのか」、「私が誰のために祈っているのか」と考えれば、もちろん、私の家族や、糸の絡み合いが解けない事をうまく解決してほしい、助けを求めたいという意味もありますが、単にほら、黙祷というのもあるでしょう。黙祷。それがとてもよいと思います。私が私の気を引き締めるそのような行為。

Q 今回演じた役が独りで息子を育てるマンス役だと聞きました。息子は10代の子役俳優ナム・ダルムです。最近、映画『元気を出して、ミスター・リー(原題)』では10代の子役俳優オム・チェヨンと父娘役を演じました。相次いで年少者と一緒に共演したのですが、現場で伝えたアドバイスや逆に質問されたことはありますか?

 そうなのです。ところが、その年少者たちに私が特に何か話したことはないようです。

Q よくそのように聞いていたので、予想はしていたのですが。

 どんなふうに?


チャスンウォン

直径44.2mmに18カラット・レッドゴールドケース、ホワイトダイヤルのポルトギーゼ・パーペチュアル・カレンダーIWC。レタリングジャケット、シルクのシャツ全部ベルルッティ。

チャスンウォン

直径44.2mmに18カラット・レッドゴールドケース、ホワイトダイヤルのポルトギーゼ・パーペチュアル・カレンダーIWC。レタリングジャケット、シルクのシャツ全部ベルルッティ。


Q 「先に尋ねないのに話すのは小言」と考えて言葉を慎みます、と。

 (笑)こうしなければならない、ああしなければならない、とこんなことを言うのは私はあまり好きではないようです。むしろ私より年上の人とはそんな話をたくさんします。私と同年代や私より年下には特にそんなことはないと思います。

なぜならば私が話をすると彼らは聞く立場ではないですか。それが聞きやすい話なのか嫌味なのかは話す人には分からないものですから。もちろん聞くと良い、という話でしょう。しかし、その大半は聞くのが嫌なものだと。その中で「ああそうなんだ」という話はほとんどありません。

私は言葉よりも行動がさらに優先されなければならないと考えるのですが、本当に言うことと行動が一致したらどんなに良いかと思います。大部分の人は行為の前に話を先にするから。「私がこれをするからよく見てみなさい。」と言うのですが、それがそうならないのです、ほとんど。

Q 言行一致。

 それが一番よいです。しかし、それもよく見せるべきであって、間違って見せてはいけません。だから、どれくらい大変かと。

Q 年上の人とはいろいろな話をよくすると言うと、キム・ウンス俳優が一番先に思い浮かびます。

 どうして?ウンス先輩がなぜ?

Q インタビューの度に、チャ・スンウォン俳優を褒めていました。

 ああ、先輩と知り合って久しいからですね。最近その何ですか、『ここでやめて、次はダブルでいこう(註:番組名)』でそのセリフが流行(笑)ウンス先輩と私とは作品もたくさん一緒に出演しており、演劇も約3ヵ月一緒にしました。

Q さらに他国、日本でやったのでしょう?2012年にした『ぼくに炎の戦車を』。

 そうですよ。そうです。先輩とすごくたくさんしました。それで今は俳優ではなく、そのまま先輩みたいで、兄みたいなものなのです。何と言うか、壁が少し崩れたようです。

以前は先輩とか他の人と一緒にいる時に未知の壁、未知の線、こんなものがあったのですが、それが少しずつ崩れていくうちに、自分のしたいこと、自分が考えている価値観、そういったことについて、少し気楽に話せるようになったと思います。


チャスンウォン

直径44.2mmの18カラットレッドゴールドケース、グレーダイヤルのポルトギーゼ・パーペチュアル・カレンダーIWC。プリントシャツ、パンツ、すべてディオール メン


Q その壁を崩したのは何ですか?

 私はあるインタビューでも話しましたが、結局演技というのは自分を取り戻す作業のような気がします。自分を、自分がどんな人なのかを探求しなければならないようです。

自分がどんな地点にいるのか正確に診断し、それを見ることができてこその演技で、そうでなければすべて偽物なのです。

私が私を訪ねていく作業のようだという思いがますます強くなるのです。私と同じなのか。果たしてこれは私と同じなのか。私の考えとこの演技は一致するか。私の感情と今同一線上にあるのか。こんなことをしきりに考えるようになるのです。それがとても重要なようです。そうしてこそ弁別する能力が生まれるのです。

人はみんな違うじゃないですか。ところがある俳優は、傑出したその俳優ならではのカラーがあります。カラーがあって質感があるが、自分をもっとよく探している人は、それが明確ではっきり見えるようです。

「笑う」「泣く」とト書きに等しく書いてあっても、表現方法は千差万別でしょう。そんな時、完全に私をさらけ出し、何かを見せること、これが演技だという気がします。

先輩や兄貴たちと一緒にいると、知らず知らずにあった壁やカーテンがなくなったのは、このような思いが繰り返されてのことではないかと思います。演技も実は技術ですが、だからと言って真心のない技術ではないのですから。今は私を完全に見せることができますし。

Q これだから褒めるようですね。キム・ウンス俳優もいつもそのようにおっしゃっていました。「演技が上手なのは他ではなく、内面を磨くことだ」と。

 そうしなければならないのです。それができないといけないのです。私がいくつかの役を演じた時、どんなふうにその人を表現するのか。完璧にその人になるのか、それとも中立的な姿勢でその人を見つめながら何かを表現するのか、方法はたくさんあります。

これは技術的な問題で選択の問題ですが、私の場合はちょっと中立的な姿勢を取る方です。そうしてこそ、私を入れることができるからです。そうするためには私を知らなければなりません。その人物に私が完全に巻き込まれるのではなく、中立的な姿勢から中間に私の姿を入れてこそ、私のカラーが出るでしょう。

完璧に技術的にやる方法もあるし、そうでなければ完璧にリアルにする方法もあるけれど、全部ひっくるめて重要なのは、本当に真心がなければならないということなのです。その真心を表現しようと思ったら私が私のことを知らなければならないでしょう。私が私を知らなければそれは偽物ではないですか。それで「私はどうだろう?」「私がどうだろう?」という考えを最近たくさんするのです。

Q 私を知るにはどうすればいいですか?

 それは数え切れないほど考えなければなりません。数え切れないほど。心をパッと開く必要があります。私に、自分自身に、私が心を開かなければならないと。そうしないとカーテンができてしまいます。

子供たちが演技が上手な理由は完璧に開くからです。完璧にオープンした状態です。完璧にリラックスした状態、アクションをするとリアクションをすぐ見せるじゃないですか。ところが大人は自我があるから、生活してきたパターンがあるからいわゆる鋳型というか、自分の枠があるのです。それを完璧に破らなければならないのです。

それで俳優、人はちょっとボーっとしている時間が必要だと思います。考える時間。催眠をかけるのです。私の中の私を引き出すためにどんどんそういう雰囲気を作って、これもトレーニングですね。

チャスンウォン

直径43mmの18カラットレッドゴールドケース、ブルーダイヤルのパイロット・ウォッチ・パーペチュアル・カレンダー・クロノグラフ “プティ・プランス(星の王子さま)”エディションIWC。ネイビースーツ エトロ。タートルネックトップ、ローファーすべてスタイリスト所蔵品。


Q 聞いていて思い出しましたが、家のベランダに小さな椅子があると聞きました。ひとりで考えている場で。

 今はありません。

Q ないのですか?

 引越ししました。最近は机で(笑)ところが本当に、最近はもっとたくさん考えているようです。

Q 先ほど「私があるインタビューでも話したが」とありましたが、そのインタビューをしたのが2005年です。今も変わらず続く考えのようですね。

 そうです。相変わらず過程です。以前には私が何か考えていても、他の人の視線を浴びるとその考えがちょっと壊れたのです。ところが、最近はその考えがあまり壊れていないようです。それがかなり変わった点だと思います。集中力が良くなったわけです。ある意味。ある状況や要素にあまり動揺しないこと、そんなことがちょっとできるようになったと思います。

Q 物理的な集中力のことですか、それとも自分の選択のような抽象的な考え方までの話でしょうか?

 例えば、現場に行った時、周囲の環境や環境に振り回されるようになります。「私がこれをやり遂げられなかったらどうする?」という恐怖があります。こういうのが少し無くなったのです。そうしたことがあるでしょう。「できなければまたやればいいさ」とちょっと投げ出してみる。自分を少し投げ出すことができるようになったようです。

Q 秘訣は何ですか?

 歳、年齢。歳をとって。

Q 歳をとるとそうなりますか?

 そうなったようです。

Q 年齢は一つも重要ではないと思いました。

 重要でしょう。年齢って重要ですよね。歳はよくとればもっと良いのです。

Q 50歳ですか?齢(よわい)50を別の言葉で言うと天命を知る年と言いますが…。

 (微笑みながら)果たして分かるでしょうか。天命が分かるのでしょうか?天が私に何を望んでいるか分かるだろうか、果たして…。よく生きてきたらそうなるでしょうね。ところが、天命を知る年という言葉が出た時の50と今の50はまた違うじゃないですか。その時の50はほぼ死ぬ日ではないですか(笑)人が死ぬ時になれば、分別がつくと言うじゃないですか。その時は平均寿命は今より遥かに短いから、今の50は、天命を知る年ではないと思います。

チャスンウォン

直径46.5mmのセラミックケース、ブルーダイヤルのビッグ・パイロット・ウォッチ・パーペチュアル・カレンダー“ロデオドライブ”エディションIWC。レザーシャツ、パンツ、すべてダンヒル。タートルネックトップ スタイリスト所蔵品。


Q 先日、バラエティー『仕事で出会った仲』で、ユ・ジェソクさんも聞いたでしょう。「先輩、50はどう?」と。

 ジェソクももう50になりますが、ジェソクのことも長く見てきました。うーん、この友達もウンス先輩に対して言ったのと同一線上です。

何が同一線上なのかというと、虚心坦懐に話すのはとても難しいものです。ところが放送で虚心坦懐に話すのはさらに大変です。普通は虚心坦懐なふりをするのですよ。自分のすべてを話しているふりをするのです。本当にそうするというのは大変なことです。

相手も私のことをよく知らなければならないし、私も相手をある程度知ってこそできる話もあるが、虚心坦懐に話すと言って大部分は泣いて訴えるのです。しきりに自分を弁明する場合があります。言い訳、泣き言、だだをこねる。

しかし、すべてのことを打ち明けて話す時は、愚痴や訴えが必要ありません。自分の考えだけを話せばよいのです。「私はこう思う。ところでこれが正しいか否かは分からない。」「そう?私はこう思う。」このように各自自分の考えを打ち明けて話せばよいのです。

Q そうだとしても、あの時、ユ・ジェソクさんがチクッとするような質問をいくつか投げかけたようです。「先輩、最近幸せなの?」「先輩、夢は何?」日常的な質問なのに率直になるには一番難しい質問でもあるでしょう。率直に言って瞬間はチクッとしませんでしたか?

 前はちくちくしたが、最近はちくちくもない。

Q また、歳をとって?(笑)

 もし答えたくなければ答えなければよいのです。しかし、答えを作り出すと、ドキッとするのです。「この人が質問するのに対して、遠回しにしなければならない。」と思った瞬間、それは違うのです。答えられなければ答えなければよいのです。

幸せか?幸せでない時もある。でも「うん、当然幸せです。私なんかどうのこうの…」というのがあるじゃないですか。 隠す瞬間に言い訳をすることになるのです。

昔はなぜか、趣味を聞かれると「私?うん、私は山登りが好きで...」私は趣味はないのに。よく分からないがそんなことが。分からなければ分からないと話をする必要があります。

ところが以前は知らなくても知っているふりをしました。知らなければ分からないと言って聞いてみなければならないのに。「私はこれが分からないから教えて。」そういうふうに聞けば良いのです。

Q ところでずっと「私ももう歳をとった。私はもう気楽になった。私は余裕ができた。」とおっしゃるのですが、今日の撮影現場では私が見た芸能人の中で一番多く、一番活発に意見を提案していましたよ。「この角度どう?」「それは違うと思う。」「こうやって撮ってみようか?」と。

 本当ですか?私がそうしていたの?(笑)ところが以前はこれよりもっとやっていました。もっと良い方向が見えたらそっちに行けばいいのに、そうでないから教えてあげないと。ヨンビンとは長く一緒にやってきました。こういう時の方が好き、こういう感じで、こういうのが全体的な雰囲気がよい、こういう話を交わすことができるのです。


チャスンウォン

直径44.2mmの18カラットホワイトゴールドケース、ブルーダイヤルのポルトギーゼ・パーペチュアル・カレンダーIWC。千鳥格子スーツ アレキサンダーマックイーン by ブーン ザ ショップ。カーフ装飾シャツ スタイリスト所蔵品。

Q そんな面を見ると相変わらず徹底的に準備する完璧主義的な面があるようですが。

 いや、それは違います。そのままそれを見て違うのか違わないのかということなのです。違うことははっきりと話さないといけません。

遠回しに話す場合あるじゃないですか。そうしてはいけません。お互いに全く違う考えをしていることがあるからです。私の考えだけははっきり話して、相手が理解したのかどうかもはっきり確認する必要があるのです。そうでなければ、後で何か問題が発生した時に責任を転嫁することになるのです。それではいけないのです。それは何だか無責任ではないですか。

Q はっきり話した意見に相手が同意しなければ?

 そうしたら尋ねてみます。どうしてそれがいいのか?ところが相手の考えが正しい、そんな時はすぐに納得しますよ。

Q 納得が早いですね。

 もちろん。良ければ良いと言うべきでしょう。ところが意見を聞いた時、あまりふさわしくない理由を挙げる、そうすると怒られますよ(笑)はっきり話さないと怒られますね。

Q 先ほどおっしゃったように今日写真を撮ってくれた写真家チョ・ヨンビンとずいぶん前からよく仕事をしてきたと知っています。チャ・スンウォンの友達は大体どんな面を持っているのですか?どこかで友人があまりいないとおっしゃっていましたが、そうであればあるほど最も気の合う人だけが友人として残る場合が多いでしょう。

 うん…難しいね。難しいです。確実に表現することができないね。どんな子たちを見ても、本当にこの子とは合わず、というスタイルがあるのですが(笑)そうですね、私は面倒ではないようです。私は煩雑な人ではありません。

Q デザイナー、ソンジオともそのようなコードが合うのでしょうか。今回の2020S/Sソウルファッションウィークで、ソンジオオムのショーのランウェイにモデルとして立ったのです。それも1994年からずっと。

 立ち続けましたか?

Q はい、1、2年だけ除いてずっと。

 私が?

Q ご存じなかったですか?(笑)

 ああ、そうでしたね。

Q 特別な理由があると思いましたが…。煩雑な人ではないという言葉が合うようですね。

 そう、分からないだろうね。なぜ言ったのでしょう(笑)そうですね、私は1990年代から立ちました。そうでした。

Q 2020S/Sソンジオオムのショーのテーマは、イギリスの詩人ジョン・キーツの詩「男の心には四季がある」からインスピレーションを受けたそうです。今、チャ・スンウォンの心はどの季節でしょうか?

 季節からいえば、うーん、季節…。初冬くらいに思えます。うん、立冬。その程度のようです。あ、悪い意味ではありません。

Q 冬の入り口ですね。

 そうです。冬の入り口。

チャスンウォン

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Q チャ・スンウォン俳優にとって冬はどんなイメージですか?普通は寒く、寂しくて、冬眠して、冬はこんな感じでしょう。

 冬に集中がはるかにうまくいくようです。冬にはるかに。

Q 確かに冬は上天気でクリーンでもあります。

 そしてこういう表現が適当かどうか分かりませんが、肌がとても薄くなる感じです。ぴったりと薄くなる感じがします。精神も何か皆、無駄なく物静かになる感じがします。実は私、冬があまり好きじゃないのです。寒くて。でも、私の心の季節を尋ねられたら冬が思い出されます。

Q どんな感じなのか分かる気がします。 冬だけが与える鮮やかな精気があります。

 そうですよね。

Q チャ・スンウォンの心は立冬に行っていますね。このくらいにして終わりにします。風邪気味なのがよく分かります。

 いや、明日の撮影が心配になっちゃって。明日から明後日、明明後日まで3日間撮り続けなければならないのですが、よく撮らなければならないのですよ。

Q クライマックスのシーンみたいですね。

 身体と心が一番大変なシーンです。それでそれがすごく心配です。昔は夜明けまで飲みに行ってもまぁ…。

Q コンディションがすぐ回復したから?

 それなのに、最近はそれがどんどんできなくなってきています。何が良いかと言うと、自分で自分の身体と心のコンディションが良い状態で行きたいのです。

私の声のカラーもそうですし、すべてが良い状態で臨みたいのです。以前はそうでない時もありました。ところが、最近ではそれが嫌なのです。身体の具合が悪くてイライラするのではなく、良いコンディションを維持して行ったら、遥かに良くできたのにという物足りなさ、こういうことのために考えることが多くなったのです。

責任感が以前より少し生じたようです。だからと言って欲張っているわけではありませんが、コンディションが悪い状態が続けば、「もう少し技量を発揮できたのに、ああ、残念。」ということになるでしょう。

駄目なようにすることはあまり好きではないけれど。駄目なのをどうにかなるようにする。駄目なものは駄目なのです。しかし、できるのにできないのは残念なことです。

Q そうですよね。違います。観客として非常に心強い言葉ですね。

 そういう考えです。明日の朝起きたら調子がよくなっていなければならないのです。調子を良くして行けばいいんですが、本当に。

(エスクァイアコリアの記事を翻訳しました)
※読みやすいよう、管理人が適宜改行を加えました。

*この記事はエスクァイアコリアの記事を管理人が翻訳しました。チャ・スンウォン氏の非公式ファンサイトとして、日本のファンへの情報共有を目的に無断翻訳しております。著作権者、利害関係者からの削除要請の意思表示を受けた場合、速やかに誠意をもって応じたいと思いますのでご一報ください。

------------管理人のつぶやき------------

久しぶりのインタビュー記事、そして驚くほど長~いロングインタビューです。風邪気味だと言っていたスンウォン氏でしたが、持ち前のサービス精神と、ひとつひとつの質問に真摯に答えるスンウォン氏らしい姿が文章から伝わってきます。

いつにも増して、正直に心の内を語っているように思えるインタビューでした。翻訳機頼りの翻訳ですが、スンウォン氏が何を語りたいのか、私なりに一生懸命聞き取るような気持ちで訳してみました。

少し髪が伸びたスンウォン氏の語る「チャ・スンウォンの今」、みなさんはどのように感じましたか?『シンクホール(仮題)』や『楽園の夜』の撮影中で、ニュースの少ないこの時期、久しぶりにスンウォン氏の温もりを感じるような、素敵なインタビュー記事に心が満たされたように思います。

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Comments 6

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みらい  

50歳

 ロングインタビューを載せていただき、ありがとうございます。翻訳機とおっしゃいますが、話の流れが通るように管理人さんが手間をかけてくださっていると拝察します。
 数えの年齢でスンウォン氏は来年50歳。父親役が来るのも分かりますが、サイドストーリーでもいいから素敵な恋愛を演じてほしいです。  
 ソファに横になり、こちらに意味ありげな視線を送る写真が気になりました。どうしろと言っている?

2019/11/22 (Fri) 22:52
管理人

管理人  

To: みらいさん


みらいさん、コメントをありがとうございます。

翻訳機は優秀ですが、スンウォン氏らしい(と私が勝手に考える)話し方に近づくよう、細かい意味を調べたり、文章を整えたり、まさに「調整」に大部分の時間を割きました。

50歳を目前にしたスンウォン氏。メロがやりたいとインタビューで語っていた時期もあったようですが、父親役ラッシュが続いているように見えます。そろそろ父親役にも飽きてくる頃でしょうか(笑)

ソファで横になったまま眠ってしまったスンウォン氏の耳元でそっとささやきたい。次は恋愛物がしたくなーる、したくなーる…。

いつもご訪問ありがとうございます。またいらしてくださいね。

2019/11/22 (Fri) 23:40

merry  

素敵な「知天命」

管理人さま

長くて読み応えのあるインタビューの翻訳をありがとうございます‼️

スンウォンさんは一つ聞けばたくさん答えて下さる方なので、インタビュアーの方も聞き甲斐がありますね‼️私たちも読み応えがあって嬉しい🤭💕

開口一番が、スンウォンさんからの風邪を心配するお心遣いの言葉で。
“優しいなぁ”とまずは一人でほくそ笑み💕
お人柄が忍ばれます😌

それにしても、もう「天命を知る」歳だなんて、、少し前に「不惑の歳」なんてインタビューをたくさん見た気がするのに…💦💦(もちろんタイムリーな記事ではなく過去の記事ですが😅)

歳を重ねることは本当に早くて、私なども考えなければならないことがたくさんありますが、、
スンウォンさんは本当に素敵に歳を重ねていらっしゃいますね。
特に「不惑」からの10年は、スンウォンさんにとって激動の10年だったことでしょうね。

そんな10年を経て、相変わらず素敵なお姿を私たちに見せて下さる…。ファンとして、誇らしいですね✨
悟りを開いた部分も多そうですし、相変わらずの家族愛も本当に素敵(まだ悟りが開けず羨ましさの精神全開の私ですが🤣)‼️その上いつまでも少年のようなお茶目なところも変わらずお持ちで…😍❤️


そうそう、スンウォンさんはカトリック教徒だということは存じていましたが、ご自身の口からそれを語る記事は、初めて見ました。“たまに”祈ってるのですね~❤️そうなんだぁ❤️←だから?ってことですけど😅祈るところを想像するだけで楽しい💕

そしてこの色っぽさ全開の写真たちったら…❤️
ハァ~💨ため息出ました。この色っぽさを、なんとか映画かドラマにお持ち込み出来ないものでしょうかねぇ~…💦💦🙏

インタビューは、素の、現在のチャスンウォンさんを知る、絶好の機会ですよね。
今回のインタビューの翻訳もとても嬉しく読ませて頂けました💕
ありがとうございました‼️✨

2019/11/23 (Sat) 16:00

Like a child dreaming a sweet dream  

やっぱり素敵な人ですね。

管理人様。
とっても長いインタビュー記事をありがとうございますm(_ _)m。

面白かったです。インタビュアーさんはスンウォン氏のことを良く知っているのですね。以前言っていたこととか他の人がスンウォン氏について語っていたこととかを踏まえた上でのインタビューだったから、スンウォン氏もこんな風に、壁なく気負いなく語ってくれたのかなと思いました。

スンウォン氏が祈ることについて語っていたところ、スンウォン氏らしいなあと思いました。
「単にほら、黙祷というのもあるでしょう。黙祷。それがとてもよいと思います。私が私の気を引き締めるそのような行為。」
なんだか共感しました。

それから、「演技というのは自分を取り戻す作業だ」というところ。「自分を、自分がどんな人なのかを探求しなければならないようです。」

「たくさん考えます」というスンウォン氏は、求道者のようで哲学者のようで、その姿勢が私にはとても好ましく感じられます。「自分がどんな地点にいるのか正確に診断」するためには、自分のいる地平をを公正に認識し、自分を相対的に位置づけなければいけないわけで。
確かに何かを突き詰めようと思えば、そうありたいと思う状況の実現のために、そんなこと考えるよなぁと思います。「こうだと思ったのに、あれ、違う?」みたいなことは日常茶飯事だし(私の場合は(-_-;))、もうわからん、とやけになったりすることもありますが(これも私の場合は(-_-;))、スンウォン氏は淡々と静かに考えてそうです。達観してるというか、強靭というか。ああそうそう、「ストイック」なんですよね。

何かで、「意味のある生き方をしたいなら、まず最初の一歩が必要だ。第一歩とは社会通念の外に出てみるということで、それには知力と情熱が必要だ。情熱の引き金になるのは誰か1人の人間で、その1人、他者をわが身に引き寄せるという情熱だ」みたいなことを読んだことがあります。なんだかスンウォン氏の語る俳優の仕事と似ている気がしました。

以前にはあった未知の壁、未知の線が崩れていくうち、自分のしたいこと、自分が考えている価値観、そういったことについて、少し気楽に話せるようになったと言うスンウォン氏。気負いない自信というか、安定感が素敵です。

すみません、また長くなりました。面白く読ませていただきました。管理人様、いつも楽しい記事をありがとうございますm(_ _)m。

2019/11/23 (Sat) 17:14
管理人

管理人  

To: merryさん


merryさん、コメントをありがとうございます。

長いインタビューでした。読み物としてもかなりの長さですから、実際のインタビューの時間もかなり長かったのではないかと思います。インタビュアーの方は長い時間スンウォン氏と一対一(?)でお話ができて、羨ましい限りです。

スンウォン氏から体調を心配するような声をかけたり、インタビュアーも以前のインタビューの話をしたりと、お互いに面識があったのではないかと思える部分がありました。一歩踏み込んだ質問にもスンウォン氏は正直に答えていた印象を受けましたし、終始リラックスムードだったのも印象的でした。

おっしゃる通り、スンウォン氏ももう「知天命」の年齢なのですね。私は40代前半頃のスンウォン氏と出会ってから、一気に昔のスンウォン氏から今のスンウォン氏までの情報を得たため、もう50歳だなんて信じられないような気持ちです。

ここ数年、精神的な成熟度がますます上がっているように見えて、「かっこいい」というだけでなく、人間的にも素晴らしいと思うことが多くなってきました。

男の色気が漂う写真を見ながら、merryさんと同じように、この色気を作品に生かせないものか、いや、生かさねばならない!というほとんど強迫観念みたいな思いが湧き上がってきました(笑)こういうリクエストはどこにすればよいのでしょうねぇ…。

スンウォン氏の「祈っている」発言に、思わず「祈りましょう」のブライアンを思い出してしまいました。信仰について触れている記事は私も初めてのような気がします。プライベートも含めて自らの生活を語ってくれたところが嬉しいですし、祈っている姿を想像してグフフ♥と独りで楽しみました。

インタビュー記事ひとつで随分と心が満たされたように思います。スンウォン氏、素敵です。

いつもご訪問ありがとうございます。またいらしてくださいね。

2019/11/24 (Sun) 12:41
管理人

管理人  

To: Like a child dreaming a sweet dreamさん


Like a child dreaming a sweet dreamさん、コメントをありがとうございます。

面識のあるインタビュアーだったようで、スンウォン氏の返答もおっしゃるように壁も気負いもなかったように思いました。

こんなにも多岐に渡る内容について、ひとつひとつ丁寧に自分の考えを述べたスンウォン氏のインタビューは珍しいと思います。普段は断片的にしかスンウォン氏の言動を知ることができないので、じっくりと腰を落ち着けて語るインタビュー記事は、ファンにとってスンウォン氏をさらに知るための格好の材料になりますね。ありがたいものです。

確かに、スンウォン氏は求道者のようであり、哲学者のようであり、本当にいろいろなことについてよく「考える人」なのだという印象をさらに強めています。役を演じるスンウォン氏を見て、素敵だと思ってファンになりましたが、正直なところ、ここまで真面目で思考を重ねるタイプの人だとは思っていませんでした。

どこか弱さや不完全なところがあるコメディー作品の役柄だったり、悪役だったり、特殊な身分や境遇の役だったりと、特殊な「役」を演じるスンウォン氏を見ているうちに、その説得力のある演技で、実際のスンウォン氏もそういった面があるのかもしれないと、すっかりすり込まれていたのかもしれません。

「演技というのは自分を取り戻す作業」とスンウォン氏は語っていましたが、演技とは人生とは、と考えを深めるスンウォン氏を知るうちに、少しずつ私も実際の「チャ・スンウォン」を”探求する”作業をしているのかもしれないと思います。

それにしてもスンウォン氏は、全てのことを淡々と冷静に考えているのですね。私はどちらかと言うと、そこまで考え尽くすと負のスパイラルに陥ってしまうので、ある程度考えたところでスパッと実行したり諦めたり、と少々こらえ性のない性質だと思っています。スンウォン氏とは対極を行くところが、またスンウォン氏に惹かれる理由なのでは…と自己分析しています。

たくさん考えるスンウォン氏が、少しずつ自分の考えを話し始めたことで、スンウォン氏の自信や未来に向けての歩みが見えるような気がしました。人生のランウェイもまた、スンウォン氏らしく歩み続けているところが本当に素敵だと思えるインタビューでした。

いつもご訪問ありがとうございます。またいらしてくださいね。

2019/11/24 (Sun) 12:44

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