心臓があまり強くない人のための『毒戦 BELIEVER』鑑賞ガイド


チャスンウォン 毒戦 BELIEVER


10月4日から、全国各地の映画館でスンウォン氏が特別出演した映画『毒戦 BELIEVER』が公開されています。11月、12月にかけて公開範囲が広がりますので、是非この機会にお近くの映画館のスクリーンでスンウォン氏の演技を見てほしいと願っています。

多くの人に「是非見に行ってほしい」と思うものの、『毒戦 BELIEVER』はノワール映画のため、銃撃戦のシーンや、流血シーン、暴力シーンなどがところどころに出てきます。そういったシーンが得意でない私は、韓国での映画評やあらすじ紹介を読みまくって、結末のネタバレも含めて大体どういう話の映画なのかを把握して、心の準備をしてから映画を見に行きました。

結果的には、俳優さんたちの演技が素晴らしいことと、ストーリーに引き込まれたこともあってか、心配していたシーンはもちろん心拍数が上がりましたが、必要なシーンであることが納得でき、ノワール映画の世界を満喫しました。

毒戦 BELIEVER ポスター チャスンウォン チョ・ジヌン


何よりも、「姿なき麻薬王を追え。潜入先は狂人区。」というポスターのキャッチフレーズの通り、登場人物全てがまさに「狂人」というにふさわしい個性派ぞろいで、すさまじい演技の応酬が圧巻で、大いに楽しむことができました。

ネタバレは最小限にしたいと思いますが、映画を見に行く前に、「このシーンでこういうちょっとしたビックリな事が起きますよ」ということが分かっているだけでも随分違うかと思い、心臓があまり強くない人のための鑑賞ガイドを記したいと思います。見に行こうか迷っている方をそっと後押しできるガイドになればと思います。

細かいところまでは覚えていませんが、映画の流れに沿って、スンウォン氏の登場ポイントも一緒にまとめました。


心臓があまり強くない人のための『毒戦 BELIEVER』鑑賞ガイド

<流血注意>
冒頭のシーンで、刑事役のチョ・ジヌン氏に協力してくれた女の子が何者かによってやられてしまい、救急救命室に運ばれて処置されるシーンがあります。

<爆発注意>
白い車からハイヒールを履いたキム・ソンリョン氏が降りるシーン。建物に向かって歩いて行ったあとすぐに大爆発が起きます。突然爆発が起こるので結構びっくりしました。車から降りて歩き始めたら心の準備を。

キム・ソンリョン 毒戦 BELIEVER
キム・ソンリョン氏演じるオ・ヨノク


<負傷動物注意>
爆発現場から救出された犬が映ります。背中に火傷を負って獣医に運ばれた姿が映りますので注意。映画の最後には、動物の撮影については専門家の指導のもとに行われている旨の字幕が入りました。犬好きには心痛むシーンですが、ワンちゃんの演技も評価したいと思います。

<流血注意>
チョ・ジヌン氏とリュ・ジュンヨル氏が潜入捜査のために闇マーケットを牛耳るキム・ジュヒョク氏に会いに行くシーンがあります。このシーンは初対面の握手のシーンからキム・ジュヒョク氏の手が血まみれだったり、その後も暴力シーンがあったりと、心拍数が上がります。しかしキム・ジュヒョク氏のまさに「狂人」の演技は絶品でした。2017年に事故のために他界し、本作が遺作となってしまったのが本当に残念です。

チョ・ジヌン リュ・ジュンヨル 毒戦 BELIEVER
チョ・ジヌン氏演じる刑事ウォノとリュ・ジュンヨル氏演じるラク

キム・ジュヒョク チン・ソヨン 毒戦 BELIEVER
キム・ジュヒョク氏演じるハリムとチン・ソヨン氏演じるボリョン。どちらもぶっ飛んだ演技がすごかった!


<目玉注意>
キム・ジュヒョク氏との面会のシーンは予定通りに行かないことばかりでハラハラするシーンが多いです。テーブルに着いて、お酒を勧められるシーンで、グラスに何と「目玉」が入っています。そのグラスにお酒を注いで、結果的にチョ・ジヌン氏はそれを飲む(食べる)ことになります。大層気持ちの悪いシーンなのですが、大丈夫、あれはよくできたゼリーですから…。ゼリーです。ゼリーです。多分美味しいんです…。

<流血注意>
キム・ジュヒョク氏との面会の後、全く同じ流れで今度はチョ・ジヌン氏が「演じる」シーンがあります。ちょっとしたアクシデントから、パク・ヘジュン氏に会う初対面のシーンで、グラスで部下の頭を殴るシーンがあります。そして握手シーンで再び血まみれの手を出す、という前のシーンと同じような流れになります。

チョ・ジヌン パク・ヘジュン 毒戦 BELIEVER
チョ・ジヌン氏演じる刑事ウォノとパク・ヘジュン氏演じるソンチャン


<スンウォン氏登場シーン1>
映画が中盤にさしかかってからの登場だったと思います。夜、塩田の中を車列が進んでいき、マセラティからスンウォン氏が降りてきます。不気味な雰囲気をまといながら登場したスンウォン氏に、「ブライアン理事って誰だ?!」と離れたところから現場の様子をうかがっていたウォノたち捜査陣の慌てぶりも見どころです。

チャスンウォン 毒戦 BELIEVER
チャ・スンウォン氏演じるブライアン理事


<スンウォン氏登場シーン2 暴力シーン>
地下駐車場でパク・ヘジュン氏がかかってきた電話に応対するシーンがあります。相手はどうやらブライアン理事。その後、車に乗り込んで電話で話を続けるのですが、しばらくすると電話の相手のスンウォン氏が助手席に乗り込んできます。電話を切った後、スンウォン氏がおもむろにパク・ヘジュン氏を殴り始め(かなり執拗に殴ります…)、ボコボコに殴られたパク・ヘジュン氏の顔が腫れあがります。ブライアン理事の冷酷さと狂った宗教者としてのクレイジーさが露わになるシーンです。

チャスンウォン 毒戦 BELIEVER
車内の”密室シーン”からはブライアンの異様な粘着質の性格が感じられます


<銃撃戦>
塩田でチョ・ジヌン氏とリュ・ジュンヨル氏が捕まって、キム・ジュヒョク氏のところに連れてこられます。刑事だとバレてしまったチョ・ジヌン氏が命乞いをする中、部下が銃で撃たれてしまいます。その後、大規模な銃撃戦になり、チョ・ジヌン氏とキム・ジュヒョク氏の肉弾戦が繰り広げられます。

<スンウォン氏登場シーン3>
チョ・ジヌン氏とリュ・ジュンヨル氏がスンウォン氏を訪ねます。麻薬工場の中を案内するスンウォン氏。その後、ソファーに座って問答が始まります。ここまでは何もありませんが、エレベーターが開いて、女性がワゴンに乗せた銀色の容器を運んできます。中からは携帯電話の着信音が聞こえます。スンウォン氏が開けるように指示します。「ゆっくり」とさらに指示しますので、これが合図です。銀色の容器を開けると切断された右腕が携帯電話を持っています。もちろん作りものですが、グロテスクなので注意。

チャスンウォン 毒戦 BELIEVER
白いスーツが不気味に光るブライアン理事


このあと催涙弾が投げ込まれて、いきなり銃撃戦になります。最終的にはスンウォン氏とチョ・ジヌン氏の取っ組み合いの戦闘シーンになります。おかっぱを振り乱してのかなりの(痛そうな)アクションシーンです。

チャスンウォン チョ・ジヌン 毒戦 BELIEVER
スンウォン氏とチョ・ジヌン氏の戦闘シーン


<スンウォン氏登場シーン4>
前のシーンから引き続き、スンウォン氏が目を覚ますシーンです。スンウォン氏の目の前にいるのは意外な人物。囚われたスンウォン氏は背中を火傷した犬と同じ目に遭わされることになり、背中をバーナーで焼かれるシーンがあります。演技と分かっていても見るのが辛いシーンですが、苦悶の演技がすごいのと、スンウォン氏の上半身を大きなスクリーンで拝める希少な機会でもあります。トレードマークの右腕と背中のタトゥーは消されていたようでした。

<スンウォン氏登場シーン5>
背中を焼かれたスンウォン氏が、駅に倒れているシーンです。


------------管理人のつぶやき------------

あくまでも「このシーンでこういうちょっとしたビックリな事が起きますよ」という部分をまとめたものですので、これだけを読むとどんな映画なんだ?!と思うかもしれませんが、全体を見ると納得のいく良い作品だと思います。

予備知識なしで見に行く映画もよいものですが、『毒戦 BELIEVER』に関してはある程度心の準備があった方が、ストレスなく鑑賞できるのではないかと思います。

心の準備をして、狂人の一人である「ブライアン理事」に会いに行きませんか?スンウォン氏はこういう役柄もできるのだ、という驚きとともに、今後演じる役柄がさらに広がりそうな期待感も生まれる映画でした。

☞『毒戦 BELIEVER』公式サイト

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映画館で待ってます♡


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Comments 6

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Like a child dreaming a sweet dream  

『毒戦』観ました。

管理人様。
鑑賞ガイドありがとうございました。
まさに今日、『毒戦』観に行く予定だったので、大いに参考にさせていただきましたm(_ _)m。

「believer」って誰を、何を指しているのだろう、と思いました。時折「信じられない?」「信じます」という言葉を口にし、いろんな感情を含んだ無表情を貫く若者と、激情的な、信念の塊のような刑事と。
若者は、犬とろうあの兄弟だけには心を開く。「通じるから」って言ってましたね。彼の絶望と深淵を想像してみようとするだけで、やりきれなくなります。

面白かったです。良い映画でした。どの俳優さんも凄いですね。特に主役のお二人。最後の、2人が銃とコーヒーを前に言葉を交わすシーン。最後に問いかける言葉。

ブライアンは、「スンウォン氏」と思って観るとなんだか変な気持ちになりました。ギラッギラの悪役ですね。管理人様がおっしゃるように粘着質で、かつ小賢しく卑小な感じもして、確かに「嫌な奴」でした。以前台湾のファンミーティングでスンウォン氏が、「かっこいいよりも、私はあの時に迷惑な悪役を演じたかったのです。」と語っていましたが、思惑通りだったのではないでしょうか。
だがしかしファンの性とでも申しましょうか、ちょっとした折にかっこいいスンウォン氏を貪欲に探し出しそうとしたりして、雑念が入りました。

管理人様、役に立つガイドをありがとうございましたm(_ _)m。おかげさまで心の準備をして映画を観ることが出来ました。大きなスクリーンでの初スンウォン氏でした。『元気を出して、ミスター・リー』に『シンクホール』に『楽園の夜』、今後も楽しみですね。

2019/10/14 (Mon) 16:48
管理人

管理人  

To: Like a child dreaming a sweet dreamさん


Like a child dreaming a sweet dreamさん、コメントをありがとうございます。

『毒戦』を観に行かれたのですね。大きなスクリーンでの初スンウォン氏が「ギラッギラの悪役」というのは何とも複雑かもしれませんが、悪役が演じたかったというスンウォン氏が選んだブライアンは、ファンの贔屓目で見ても「本当に嫌な奴」ど真ん中の役柄でした。

嫌な感じを身体全体から噴き出すような演技は、普段のスンウォン氏とは対極を行く役柄ですが、あれほどまでに”化けた”スンウォン氏を見て、今後もいろいろな役で俳優チャ・スンウォンという固定概念を破ってくれるのだろう、と楽しみになりました。

「ちょっとした折にかっこいいスンウォン氏を貪欲に探し出しそうとしたりして」というお気持ち、まさにそれ!と頷いています。嫌な悪役という設定は分かっていながらも、どこかにときめく要素がないかと、スンウォン氏の登場シーンだけは雑念と煩悩に苛まれてしまいました(笑)ブライアンが半裸で痛めつけられるシーンでさえも、「この筋肉美だけは唯一の充電ポイントかもしれない…」とどうしょうもない悪役のブライアンを何とか美化しようと、脳内は雑念だらけになってしまいました。

「believer」の解釈はいろいろとあるような気がして、映画を見た後も考えさせられました。信念をもって突き進む者あり、歪曲した考えを信奉する者あり、人を信じすぎてはいけないと悟っている者あり、信じられるものがない者あり、登場人物の立場、状況によっても「信じる」こと自体が常に揺らいでいるような映画だったように思います。

私たちもスンウォン氏が良い演技を見せてくれると確信して映画を観に行き、どこかかっこいい部分があるかもしれないと探している時点で「believer」なのかもしれませんね。いつでも愛のあるbeleiverでありたいと思っています。

探さなくてもかっこよさが漂う役も見てみたいです。しょっぱいものを食べた後に甘いものが食べたくなるように。

いつもご訪問ありがとうございます。またいらしてくださいね。

2019/10/15 (Tue) 00:03

はたぼー  

こんばんは^^
そんなに、いろいろあったのですねー
って、観に行きましたが・・・ 
スン友さんにほとんど流血無いから大丈夫ですよーなんて紹介してしまいましたよ^^;
ハイヒールを観て、麻痺してたかしら?

管理人さんの鑑賞ガイドで、いろいろなシーンを思い出しました。
ありがとうございます。

2019/10/15 (Tue) 00:09
管理人

管理人  

To: はたぼーさん


はたぼーさん、コメントをありがとうございます。

『ハイヒールの男』を経験したせいか、『毒戦 BELIEVER』は思ったよりは心理的ダメージは少なかったように思います。元々殴り合いや流血シーンが苦手なので、同じような理由で観に行くのをためらっている方に少しでも安心感を持ってもらえたらと思ってガイドを作りました。

映画館からの帰り道に思いついて、忘れないうちにと携帯にメモをしながら帰ってきました。スンウォン氏の出演シーンをあとで振り返るのに使えそうで、最近忘却力が増してきた私にも役立ちそうです。

ご訪問ありがとうございます。またいらしてくださいね。

2019/10/15 (Tue) 00:39

sae  

観てきました♪

管理人様、お久しぶりです❤
コメントはお久しぶりですが毎日チェックさせていただいています(^^)
いつも貴重な情報をありがとうございます♪

昨日、ちょうど空いた時間の隙間に駆け込んで観てきました!
心臓は強くない方ですが「鑑賞ガイド」はあえて読まずに行ったのでやはり心拍数上がりまくりでしたが、怖いと予想できるシーンは目を瞑り、じわ~っと開ける対策で何とか凌ぎました^^;
でもキムソンリョンさんの爆発のシーンはビックリしすぎて椅子からハネ上がりました(゚д゚)!
それとあれ、やっぱり目玉でしたか!まさか目玉?まさかよね…でもやっぱり目玉…きもっ…と自問自答したシーンでしたが、お陰様さまでスッキリしました^^;
キム・ジュヒョクさん、チン・ソヨンさんの体当たりの演技は凄まじいものがありましたね!!
ジュヒョクさんの遺作となったことが残念でなりません。
チョ・ジヌンさんって観る度に違うからあれ?違う役者さん?っていつも思います。正に役者の中の役者って感じですね!リュ・ジュンヨルさんも上手な俳優さんでこれからますます楽しみ!他の俳優さんも皆良かったです!!

肝心のスンウォンさん!凄かった!
全身に纏う雰囲気が何とも言えず不気味(゜o゜;
自らの劣等感を誤魔化すため?に尊大に振る舞う身勝手なクリスチャンを見事に演じていらっしゃいました♪不気味ではあるけれど、全身が映っちゃったりすると誰にも負けずカッコいいんですよね~♪
苦痛に身悶える上半身裸のスンウォンさんを観る機会は極めて貴重で目の保養!
しっかり観ようと思いましたが、やっぱりちょっと辛かったです^^;

全体を通してとても面白い映画でした。
こちらを読ませていただいて、ちょっと分からなかったところもハッキリしました。
スッキリハッキリしたところで、もう一度観てみたいと思いました。
新作映画も楽しみです~♪

2019/10/15 (Tue) 10:59
管理人

管理人  

To: saeさん


saeさん、コメントをありがとうございます。

お久しぶりです♪『毒戦 BELIEVER』観に行かれたのですねー!確かに目をつぶる、そして薄目を開けて恐々と観る、というのは怖いシーンを乗り切る秘策かもしれません。『ハイヒールの男』の時にはこの方法で乗り切りました(笑)

爆発シーンは衝撃でしたよね!あまりに突然だったので私も思わず身体がビクッとなってしまい、心臓もバクバクでした。ドッキリ度はあの爆発シーンが最高だったかもしれません。

そして目玉…。目玉ですよね…?(笑)ぶっ飛びまくっているキム・ジュヒョク氏の雰囲気にのまれてしまい、きもっ…と思いながらも、この人ならこういうことさえ日常茶飯事なのかもと妙に納得してしまいました。あの対面のシーンは異様な緊張感に加えて、役者さんたちの演技のぶつかり合いが素晴らしくてとても印象に残りました。

チョ・ジヌン氏は『毒戦 BELIEVER』のためにずいぶんとダイエットをしたそうです。映画『お嬢さん』ではものすごい個性的な役を演じていて、今回の刑事役は精悍な顔立ちで全く違った印象を受けました。若手のホープ、リュ・ジュンヨル氏は感情を押し殺した演技の中に見せる無言の叫びのようなものが聞こえてくるようで、両主役の個性あふれる演技が楽しめました。

スンウォン氏は、言うまでもなく映画の中の「不気味」な部分を全て集めたような役でした。「迷惑な悪役を演じたかった」と本人も語っていましたが、劣等感とか嘘くささとかが漂っているのに、自分は神になれると思っているような、まさに「迷惑な悪役」でしたね。

終盤、背中を丸めた半裸のスンウォン氏を見て、少しだけブライアンという男にも同情したのですが、辛いシーンながら目の保養に気を取られてしまいました。映画を観た方たちと感想をシェアできるっていいですね。いろいろな感想に触れることで鑑賞後にさらに理解が深まるような気がします。

いつもご訪問ありがとうございます。またいらしてくださいね。

2019/10/15 (Tue) 23:49

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