チャ・スンウォン氏アリーナ6月号インタビュー記事


チャスンウォン アリーナオム6月号
レトロGGと細いストライプの濃い緑色のニュー シニョリーアジャケット・淡いピンクのシャツ・レトロGGと細いストライプの濃い緑色のジレ・ベージュのバミューダショーツ・ウェブディテールのGGバックパック兼トップハンドルオフィディアバッグ・キャメル色のコットンソックス・GGキャンバス素材レースアップシューズ すべてグッチ製品。


悟っている

巡礼者の道は人生の縮図、小さな習慣を守ること、そして楽しく暮らすことが重要だというチャ・スンウォンの悟り。


撮影が始まった。モニターにはチャ・スンウォンの見事な着こなしの写真が浮かび上がる。するとすぐ、茶目っ気のあるチャ・スンウォンの表情が、さらにはポーズが画面にいっぱいになる。彼はTVで見るよりも面白い。撮影現場の空気が重くならないように、ずっと雰囲気を盛り上げる役割を主導する。程よくウィットのある表情を見せて、たびたび冗談も投げかける。洗練された雰囲気を醸し出す彼を見て「インサ(群れに上手く溶け込む人)」とはああいうものかもしれないという気がする。ユーモアは余裕から生まれる。チャ・スンウォンは余裕と格式を同時に見せてくれる。丁寧に挨拶を交わして、質問に耳を傾け、真剣に答える。もっともらしい答えを返すよりは、率直な考えを伝えようと努力する。それがインタビューに対する礼儀であるかのように。


『スペイン下宿』は、ユニークなプログラムです。放送では、サンティアゴ巡礼道を歩く巡礼者たちに食事と寝床を安価で提供する「アルベルゲ」を運営しました。巡礼者を食べ物でもてなした特別な経験について聞きたい。印象的な瞬間はいつでしたか?

最も記憶に残る巡礼者を挙げるのならば、ピアノの先生です。60歳を超えた方でした。生涯ピアノを演奏してきたけれど、指に問題が生じてピアノをやめなければならなかった。ユ・ヘジンさんが大丈夫かと尋ねました。彼女はそろそろやめろという意味のようだと答えました。生涯続けてきた仕事を辞めなければならない姿に心がとても痛みました。挫折感を感じることもできたはずなのに、余裕があるように話すのが不思議だったりもしました。彼女は800kmの距離の巡礼者の道を一人で歩きました。料理も口に合わず、寝床も窮屈で、体力も若い人よりも使うのに、単身でその道を歩く勇気がすごかった。


『スペイン下宿』を開始する前に、サンティアゴ巡礼道を知っていたのですか?

うーん、漠然としていました。巡礼者の道についての情報があまりありませんでした。しかし、現地でさまざまな人々に会っているうちに共通点を発見しました。巡礼者の道を歩く人々は何かを整理したいと思っているのです。毎日巡礼者の道を歩くのは非常に大変です。苦労しながらひたすら歩くこと、それ自体にだけ集中することになります。苦労して歩く過程を通じて、苦労せずとも道の上で独りで悟ることになるのです。各国から来る他の巡礼者と話を交わして悟ることもあるでしょうし。


サンティアゴ巡礼道を歩く韓国人が増える傾向にあります。

韓国人も多いです。800kmの大旅程はフランスから始まります。だからヨーロッパ人が最も多いのです。アメリカ人も多く、韓国の方にもたくさん会いました。誰かが私にその道を歩くことができるかと聞くのならば、すぐに勇気は出ません。ただ傍から見て感じたことはあります。生活に追われ、生に追われて生きてきて、何も考えずひたすら歩いて食べて寝る。翌日も食べて歩く単純な生活を通じて、大きく得るところがあると思います。


800kmを歩く苦行は、私が今このまま存在していることを感じるための方法だと考えられます。悟りや洞察、こういったものはその次です。

サンティアゴ巡礼道は人生と似ています。誰かは先に進み、誰かは遅れをとって、また挫折して諦める。誰かが他人を助ける。また、誰かは体力があってよく歩けそうだが遅れる。他の誰かは歩くのが不便に見えるが、誠実に進んだりもする。過程がどのようであれ、すべての目的地は一つ、その大聖堂なのです。その道自体が人生の縮図のように感じられます。人々は一人で歩き、他の巡礼者に出会います。言葉がうまく通じなくて深い会話を交わすことはできないけれど、同質感を感じてお互いを理解するのです。人間は互いを理解してこそ近づくことができるのです。それを知った人々が助け合いながら進む姿は人生と同じなのです。


それでは巡礼者にどのように近づこうと思ったのですか?彼らの話を(番組に)盛り込まなくてはならないという欲はなかったのですか?

私たちが最初に企画したのは、彼らに「多くの質問をするのはやめよう」ということでした。どんな事情で道を歩いているのか、良い理由であれ悪い理由であれ尋ねないことにしました。その代わりに、彼らが快適に休むことができる寝床とお腹いっぱいの食事を提供することにしたのです。それだけでも彼らの大きな力になれると考えました。巡礼者の事情が放送にさらに出てきたら良いという意見もありましたが、かといって放送の面白味のために無理に理由を作ることはできません。『スペイン下宿』を訪れた方の中には食べる姿だけでも事情が感じられる方もいました。特別に話をしなくても、です。


チャスンウォン アリーナ6月号
蜂とハート柄のモナコのウールスーツ・グッチフラワープリントのポイントシャツ・ウェブクレストシルクタイ・インターロッキングGオーナメントのバーガンディ革素材のベルト・GGパターンのアルパカウールソックス・ホースビット装飾レザーソールモカシン すべてグッチ製品。



”過程がどのようであれ、すべての目的地は一つ、その大聖堂なのです。
その道自体が人生の縮図のように感じられます。”



食事を食べる姿だけでも事情が感じられる場合があったのなら、どのような内容なのか気にならなかったのですか?

私は主に台所にいましたし、ユ・ヘジンさんがたくさん接触しました。最初からその方に何をしたのか、食べたいものは何なのかを尋ねませんでした。私がすることはひたすら温かいご飯を誠心誠意作って差し上げるのが最善だと出発前から考えていました。食事がどうだったかと尋ねることさえとても負担であり、また蛇足という気がしました。


料理の話が出てくると『スペイン下宿』で直々に作ったトングランテン(ひき肉のチヂミ)が浮かび上がります。ブログには、レシピも上がってきました。食べ物に対する巡礼者の反応が気になります。放送に出なかった料理もあるでしょう。

最も人気があったのはテンジャンチゲ(味噌チゲ)とキムチチゲです。それは誰もが知っている味だから。一番やりがいがあった食べ物は、ピアニストの方に即興で差し上げたテンジャンチゲです。それは今でも思い出します。巡礼者に出した食べ物ではなく、私たちが食べたものの中ではラーメンとハンバーガーが一番思い出されます。


サンティアゴ巡礼道を人生の縮図と同じだとおっしゃいました。その道を黙々と歩く人々を観察して悟ったことがありますか?

そうではないのです。ただ彼らのバッグや靴を見て、旅が容易でなかったことを間接的に感じただけです。一日に30~40kmを歩くと言っていました。


一日10時間以上歩くという意味ですか?

そうです。歩き続けるということなのです。そして『スペイン下宿』のアルベルゲは、その巡礼道の頂点にありました。100kmを残した最後の頂点。だから、私たちのアルベルゲを訪れた巡礼者たちは、700kmという非常に長い道を歩いてきた方なのです。身なりを見てもどれほど疲れていたか見当がつきました。ある巡礼者は足の調子が悪かった。そうやって歩いてきたので膝が痛いのは当然のことです。ところが、『スペイン下宿』で食事をして、快適な寝床を提供した次の日「今日はうまく乗り切れそうです。」と言われて、私たちは大きなやりがいを感じました。それが我々が彼らにしてあげられるすべてでしたから。


『スペイン下宿』で再び発見したのは、チャ・スンウォンとユ・ヘジンが良い先輩であるということです。良く言えばよく教える習慣、言い換えれば小言の「オヤジ」気質が全く見られなかった。「往年」の栄光に酔った先輩ではなく、私と同時代を生きている先輩でした。

私は誠実に生きたいとか、道徳的に完璧だとか、そういったものを他人に強要しません。個人主義的な性格です。しかし、他人に迷惑をかけるような行動は可能な限りしないようにしています。非常に小さな行動ではありますが、例えば、このようなことです。レストランで立ち上がった時に椅子を元の位置に入れること、ご飯を食べ終わったらスプーンはまとめておくこと、ホテルから退室する時に布団は広げて伸ばしておくこと、トイレで使った用品は洗面台に置かずにゴミ箱に捨てる。こういう小さな行動を習慣のようにしようと努力しています。他人に迷惑をかけないための自分自身との約束です。そして何でも、できれば他人にさせないで私が行い、関与しようと努力します。実際に私は、特に変だったり極端に間違っていたりしない限りは、自分より若い人に指摘することには消極的です。


チャスンウォン アリーナ6月号
アイスニット素材のカーディガンジャケット・ライトグリーンのストライプのジャカードウールカーディガン・刺繍ディテールの渋い緑色のパンツ・ウェブ装飾のGGスプリーム ネオヴィンテージ ダッフルバッグ・GGパターンのベージュ色のコットンソックス・ツェッペリンヘッド装飾のシルバーブレスレット・ホースビット装飾レザーソールモカシン すべてグッチ製品。



チャスンウォン アリーナ6月号
アイスニット素材のカーディガンジャケット グッチ製品。



”現場で何かを見つけなければならないということを、今になってようやく悟りました。
意外な結果が出たらよいと思います。”



後輩たちに指摘しないほうなのですか?
消極的です。自ら失敗させる過程も必要です。自分の過ちで人間関係がぎくしゃくしてしまった場合、間違った点が何なのか直接感じて見つけ出してこそ、今後は慎重になります。先輩がああしろこうしろと言うのは正解ではないのです。


正解ではないというのはどういう意味なのですか?
先輩のアドバイスはすなわち正解ではないということです。私は自分がしてきた通りにすればいいし、私とは全く違う人生を生きてきた人に、私の生き方を押し付けることはできません。みんなそれなりの色があるのです。


そのような習慣、態度を持つのは簡単ではありません。特に組織での生活、会社員を長くやっていると上意下達に慣れてきます。その期間が長くなると業務アドバイスや人生アドバイスの境界が薄れたりします。

だから後輩が尋ねない以上はまず話をしません。誰かが助けを求めたら必ずこう言います。「これは君には合わないかもしれないけれど、私はそのようにした。選択するのは君の役目だよ。」と。強圧的にならないように言います。もし後輩が私のような選択をした時に、結果がよければそれを習慣にすることができるでしょう。


アドバイスを求める時は、学びたい先輩に尋ねることになります。

学びたい人は年齢とは関係ありません。後輩たちの中にも魅力的で素敵で非常に学びたいと思うことがたまにあります。何でも学ぶことができる人は年齢とは全く関係ありません。


チャスンウォン アリーナ6月号
象徴的なGドットパターンの濃いグレーのモナコウールスーツ・白コットンシャツ・ソフトGGスプリームが特徴的なミディアムサイズダッフルバッグ・赤、藍色の組み合わせのスティラッププリント シルクポケットスクエア・インターロッキングGオーナメントのバーガンディレザーベルト すべてグッチ製品。


チャスンウォン アリーナ6月号
ハウンドトゥースパターンのウールジャケット・GGの刺繍が特徴的な水色オックスフォードコットンシャツ・ハウンドトゥースパターンのウールパンツ・蜂形刺繍のシルクネクタイ・ダブルGのロゴとツェッペリンヘッド装飾が特徴的な黒ソフトレザー リ(ベル)トートバッグ・インターロッキングGオーナメントのバーガンディレザー素材のベルト すべてグッチ製品。


チャスンウォン アリーナ6月号
オレンジ、青の組み合わせのハウンドトゥースパターンのコート・黒、白のピンドットパターンのウールジャケット・水色ストライプのシャツ・バロックプリントシルクスカーフ・イエローグッチフレームプリントの黒のキャンバス素材トップハンドルトートバッグ・ツェッペリンヘッド装飾のシルバーブレスレット すべてグッチ製品。



映画の話もしてみましょう。昨年『毒戦(ドクジョン)』で見せてくれた悪役はとても印象的でした。特別出演だからこそさらに驚きました。フィルモグラフィーを見ると挑戦的なキャラクターをたくさん消化しました。大変難しいキャラクターでした。

最近は少し違います。キャラクターにあまりこだわって演技をするのは止めようという考えを持っています。そうすることでより上手にできるわけではないので。むしろ軽い気持ちでアプローチするのがはるかに生産的であるかもしれません。


肩の力を抜くということですか?

映画はみんなで一緒に作るのに、一人で十字架を背負うことはやめて、作品に私の渾身の力を吐き出すのはやめようというものです。 代わりに、できないこともあるけれどそれでも最善を尽くしてやってみようという態度なのです。駄目ならばできないし。人為的な試みは止める。そうすれば私はバーンアウト(燃え尽きること)せずに長く演技が好きなまま続けることができます。以前の作品を見ると残念な点が目立ちます。それでも仕方ない。今からでもこれを実現していけば大丈夫だと思います。


渾身の働きを尽くすのは、なぜいけないのですか?

努力の強さは人によって違います。結果が悪いと、非難の矢がお互いに向かいます。そのため会話がよく通じないし、簡単な話を難しくすることになります。お互いに考えが違うようだと言ってこじれるようになって。だめならだめだ、だめでも一度やってみようと最善を尽くして。このようなやり方でアプローチしてこそ意外な状況が繰り広げられます。監督と俳優が事前に入念に完璧に準備をしたけれど、現場で状況が違った場合どうするのか?現場で何かを見つけなければならないということを今になってようやく悟りました。意外な結果が出たらよいと思います。うまくいかなければお互いのせいにしないでもう一度やってみて。


余裕と柔軟さが必要であるという意味ですか?

そうです。だから最近では監督に言うのです。だめなことは全部やってみるから、できなくても悪口を言わないでくれと。(笑)そうすることで監督も楽に進めることができます。互いに快適に撮影している途中に何かを見つけなければならない状況であれば、真剣に意見を交わして。もちろん私が言う一生懸命にやらないというのは怠惰になるという意味ではありません。「答えだけを言え」ではなく、柔軟になるという意味なのです。


作品は制作過程が楽しくてこそ結果もよく出てくるようです。

かつてはそうではありませんでした。表面上は楽しいふりをして、一人で悩みという悩みを全部背負っていました。


このような悟りをどうやって得たのですか。

無数の試行錯誤がありました。


昨年撮影した映画『元気を出して、ミスター・リー(仮題)』はヒューマンコメディです。久しぶりにコメディーに出演したことが嬉しいです。過去チャ・スンウォンの初期作品の中にはかなり面白いコメディが多くありました。

今日は”先生の日”なので、TVで『先生キム・ボンドゥ(邦題:ぼくらの落第先生)』を再放送するようです。その撮影の時は本当に楽しかった。当時は本当にキム・ボンドゥのように生きていました。私の体と心をキム・ボンドゥに完璧に合わせました。普段もキム・ボンドゥの話し方をして、服もそのように着て、メソッド演技をしました。最近はまたそんな演技がしたくなりました。


愉快な演技をすれば気持ちもさらに良くなるのではないでしょうか?

そうです。すべての映画にユーモアがあります。私はユーモアがよく合うようです。


映画もそうですが、人生も面白くなければならない。

人生は楽しくなければなりません。仕事も楽しくなればより良いでしょう。


チャスンウォン アリーナ6月号
赤ツイルジャケット・パッチ装飾のVネックウールニット・水色シャツ・ベージュのコットンツイルパンツ・インターロッキングGと緑色ジェムストーン装飾のシルバーブレスレット・クリスタル装飾の黒リング すべてグッチ製品。



(アリーナオムの記事を翻訳しました)

*この記事はアリーナオムのウェブサイトの記事を管理人が翻訳しました。チャ・スンウォン氏の非公式ファンサイトとして、日本のファンへの情報共有を目的に無断翻訳しております。著作権者、利害関係者からの削除要請の意思表示を受けた場合、速やかに誠意をもって応じたいと思いますのでご一報ください。

------------管理人のつぶやき------------

久しぶりに充実したインタビュー記事でした。アリーナオムの6月号表紙を飾ったスンウォン氏のインタビューということで、『スペイン下宿』から演技論まで、かなり長いものとなりました。

「もっともらしい答えを返すよりは、率直な考えを伝えようと努力する」と記事にあったように、とても率直に、正直に自分の考えや心の変化を語っているインタビュー記事のように思いました。

スンウォン氏の人生訓のようなものが心にしみる部分があったり、過去の自分と向き合い、少しずつ柔軟に変化してきたスンウォン氏の「今の姿」に感動したり、とても読み応えがありました。

いくつか印象に残った部分がありました。

まずは『スペイン下宿』で実際に巡礼者に接したスンウォン氏の巡礼についての考え方です。番組では快適な寝床とお腹いっぱいの食事を提供するために奮闘するスンウォン氏たちの姿がクローズアップされました。巡礼者が抱える背景については制作陣、出演者ともに触れないでおく、という考えのもとに構成されていた番組とはいえ、スンウォン氏は出会った巡礼者から多くのものを感じ取っていたようです。

それはテレビでは見てとることはできなかったかもしれませんが、800キロもの道を地道に歩き続ける人々が背負うそれぞれの事情や思いを、スンウォン氏は真摯に受け止めながら、自分にできる精一杯のこと、「食事でのもてなし」をしたのだと思います。スンウォン氏もまた、料理で誰かを助ける、という人生の縮図の中にいたのかもしれません。

スンウォン氏は演技についても興味深い持論を展開してくれました。ここ近年、どん底を味わったとか、そんな話をしていたスンウォン氏でしたが、良い意味で肩の力が抜けたとでも言うのでしょうか。「一人で十字架を背負う」のをやめたスンウォン氏が、作品作りにあまり消耗しすぎないようにしたいというような内容の発言をしていたのが印象的でした。

「そうすれば私はバーンアウト(燃え尽きること)せずに長く演技が好きなまま続けることができる」と語ったスンウォン氏のこの一言が、スンウォン氏なりの結論なのではないかと思います。以前は役に入り込み過ぎて、撮影終了後に役から抜け出すのが難しかったこともあったようで、燃え尽きてしまうような気持ちになったことがあったのかもしれません。

スンウォン氏自身が演技が好きなままで、演じ続けられるというのが一番ですよね。以前にスランプに陥ったという話を聞いた時に、俳優が悩んだとき、道が開けなければ結局演じることをやめるという選択肢も出てきてしまうのでは…と心配したことがありました。しかし、このインタビュー記事からは、落ち着いた気持ちと、最善を尽くすという意気込みをバランスよく保ちながら進んでいきそうな雰囲気を感じました。どん底はもう過去のことになったようです。

個人的には、他人に迷惑をかけないように努力するスンウォン氏の例がいちいち現実的で面白かったです。チャジュンマ(チャおばさん)の一面が見えるようで、スンウォン氏はきっと心の中に小さいチャジュンマが住んでいるんだろうなぁ、とちょっと可笑しくなりました。

数々の若手モデルや俳優のロールモデルとなっているスンウォン氏ですが、後輩にあまり指摘をしないという姿勢には少し驚きました。求められれば助言はするものの、非常に奥ゆかしいというか、チャジュンマの小言と後輩への助言は全く別物なのだなぁ、と思ったり…。

みなさんはどの部分が印象に残りましたか?

長いインタビュー記事を翻訳するにあたり、今回もまた、「スンウォン氏の言葉を翻訳する怖さ」を感じました。基本的に翻訳機頼りですが、言い回しや口調、語尾についてはできる限り違和感がないようにと何度も日本語の修正を行いました。

「私」という単語ひとつとっても、「僕」なのか「俺」なのかによって、文章全体の雰囲気も変わりますし、何よりもスンウォン氏のイメージにも関わってくるように思うのです。素晴らしいインタビューも訳し方ひとつで間抜けな受け答えになってしまいます。誤訳やスンウォン氏が本当に言いたかったことが上手く訳せていない可能性もありますが、私の思い描くスンウォン氏のイメージに近づけるようにと全力で翻訳しました。みなさんのスンウォン氏のイメージにも近いものであることを願っています。

スンウォン氏が、悟り、学び、進化し続ける限り、年齢とは全く関係のない「チャ・スンウォン」という存在が輝き続けるように思います。久しぶりのスンウォン氏のインタビュー記事を読んで、また一歩、スンウォン氏に近づいたような気がします。


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Comments 8

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みよっよー  

ありがとうございます

何時も沢山の記事を見やすくまとめ、分りやすく翻訳してくださって、とても楽しめました。
「俺」と「僕」確かに雰囲気が違いますね。
そんな細かい所まで気に掛けて記事にしてくださっていたのですね。
本当にありがとうございます。

「私と全く違う人生を生きてきた人に私の生き方を押し付ける事は出来ません」

「自分の方が正しい」と思ってついやってしまいがちです。
自分をきちんと律する事が出来る方なのですね。
人として大切な事を教えてもらいました。

歳ばかり重ねて中身がちっとも成長出来ていません。
自覚が必要ですね。

暑くなってきました。
お身体を大切になさってください。

2019/06/02 (Sun) 15:50

みらい  

いつも素晴らしい記事をありがとうございます。

スンウォン氏がインタビューに答える声が聞こえました。便利な自動翻訳、いえ、脳内変換。
漁村、農村に続けて海外の巡礼宿と、アイディアも素晴らしいけれど、番組制作者のアイディアを次々と受け止めるスンウォン氏たちの人間性無くしては成り立たない番組です。いきなり訪問や充電させて、というのもいいけれど、俳優さんの人間が見える「働く」姿がいいですね。

2019/06/02 (Sun) 17:21

としこ  

スンウォン氏の 真摯な気持ちが私達にも 十分伝わってきましたよ〜。好き…と言う気持ちと 理解したい想いが 管理人さんの翻訳能力を通して 私達に伝わってきました

肩の力を抜いて 自然に あるがままに そして努力する。

これからの人生訓に したいけど、なかなか難しいですね〜。
スンウォン氏の爪の垢 頂きたい!
  (~_~;)
 

2019/06/02 (Sun) 18:52
管理人

管理人  

To: みよっよーさん


みよっよーさん、コメントをありがとうございます。

他人に自分の考えを押し付けない、というスンウォン氏のスタイルが謙虚で大人だなぁ(立派な大人ですが 笑)と感じました。ついつい自分の固定観念で物事を判断して、良かれと思って余計なことを言ってしまいがちな我が身を振り返って、スンウォン氏を見習わないと…と反省しました。

今回のインタビューは、チャ・スンウォンという俳優のインタビューでもあり、人間チャ・スンウォンとしてのインタビューでもあったと思います。

より良く生きようと努力するスンウォン氏の話から、私も前向きなエネルギーをもらったように思います。大好きな人に少しでも近づき、私も成長したいと思う素敵なインタビューでした。

アドバイスをすることには消極的、と語っていたスンウォン氏でしたが、私にとっては大切な事をアドバイスしてもらったような気分になりました。

いつもご訪問ありがとうございます。またいらしてくださいね。

2019/06/02 (Sun) 23:59
管理人

管理人  

To: みらいさん


みらいさん、コメントをありがとうございます。

脳内変換。確かにファンはひとりひとり、スンウォン氏の声を脳内で翻訳&再生する能力を持っているような気がします。時には話しかけてくれたり、ささやいてくれたり…(笑)

巡礼宿の台所という新たな場所で、スンウォン氏はひたすら働いていたように思います。魚が獲れなければ夕飯の献立が一品減る、というような出たところ勝負ではなく、疲れたお客さんたちにお腹いっぱい食べさせる、という目的のために、今まで以上に使命感と責任感を持って食事を作っていたように見えました。おっしゃる通り、出演者の人間性が番組の屋台骨を支えていると思います。

バラエティーなのに真剣で、真面目に働いたかと思えば陽気にギターを弾いたりして、いろいろなスンウォン氏を楽しんだことで脳内妄想ネタがさらに増えました。

いつもご訪問ありがとうございます。またいらしてくださいね。

2019/06/03 (Mon) 00:01
管理人

管理人  

To: としこさん


としこさん、コメントをありがとうございます。

スンウォン氏と話をしたような、そんな気持ちになるインタビュー記事でした。

渾身の力を振り絞るのではなく、肩の力を抜いて、でも精いっぱいの努力をする、という境地に至るまでのスンウォン氏の苦悩が見え隠れするようでしたが、今は自然体でとても良い状態にあるように思います。

スンウォン氏の新たな変化に背中を押されたようで、やる気や元気が少しずつ湧き出てきました。きっと記事を読んだ多くのファンの方々も同じような気持ちになったことでしょう。スンウォン氏に引っ張られるように、自然体で素敵な人間になりたいと願っています。

いつもご訪問ありがとうございます。またいらしてくださいね。

2019/06/03 (Mon) 00:02

Like a child dreaming a sweet dream  

素敵な記事でした。

管理人様。
長い長い記事を翻訳してくださって、ありがとうございますm(_ _)m。良いインタビュー記事でしたね。本当にいつも、管理人様に感謝しています。

管理人様がインタビュー記事で印象に残ったところとしてあげておられたところ、私も同じように印象深かったです。
記事を書いた記者さんが、インタビューに答えるスンウォン氏の印象として「チャ・スンウォンは余裕と格式を同時に見せてくれる。丁寧に挨拶を交わして、質問に耳を傾け、真剣に答える。もっともらしい答えを返すよりは、率直な考えを伝えようと努力する。」と書いています。まさにそう。スンウォン氏は尋ねられた事に誠実に答える。その質問の射程を見極め、シンプルな、自分の輪郭を象るような言葉を使って。

毎日の生活の中から削げるものを徹底的に削ぎ落としたら、最後に残るのは、食べることと眠ること。その削ぎ落としが「私が今このまま存在していることを感じるために」行われるのだとしたら、食べることと眠ることは、「なぜ生きるのか」を自分に問う宗教的な、或いは哲学的な行いのようなものになるのだろうか、と思ったりします。
スンウォン氏は「彼らが快適に休むことができる寝床とお腹いっぱいの食事を提供することにしたのです。とそれだけでも彼らの大きな力になれると考えました。」と言っていますが、それはつまりそういうことなのだろうと思いました。
「過程がどのようであれ、すべての目的地は一つ、その大聖堂なのです。」とありましたが、目的地の途上にスンウォン氏たちが用意した「過程」の1つ1つが、巡礼の方々にとって、祝福を含んだより良きものであっただろうことがなんだか嬉しいです。

そして、自分の仕事ぶりについてスンウォン氏が語ったところ。
「一人で十字架を背負うことはやめて、作品に私の渾身の力を吐き出すのはやめようというものです。 代わりに、できないこともあるけれどそれでも最善を尽くしてやってみようという態度なのです。駄目ならばできないし。人為的な試みは止める。そうすれば私はバーンアウト(燃え尽きること)せずに長く演技が好きなまま続けることができます。」
スンウォン氏らしい感じがします。以前の「1人で十字架を背負う」というところも、「できないこともあるけれど最善を尽くしてやってみよう」というところも。いずれにせよ、自分の仕事に責任と誇りと愛着を持って、その時々の最善の態度で向き合っているということだなあと思いました。

またまた取り留めもなく長い感想になってすみません(^_^;)。でも、あれこれ思わずにいられないインタビュー記事でした。
私はスンウォン氏の自称「私」が好きです。管理人様、いつもありがとうございますm(_ _)m。

2019/06/04 (Tue) 18:49
管理人

管理人  

To: Like a child dreaming a sweet dreamさん


Like a child dreaming a sweet dreamさん、コメントをありがとうございます。

インタビュワーの質問に誠実に答えるスンウォン氏を今までの経験から知っているからこそなのかもしれませんが、どこかで「機嫌の悪いトッコ・ジンみたいにインタビュワーを少々困らせるチャ・スンウォン」が見てみたい、と思うのは叶わぬ夢でしょうか…(笑)

実直かつ熱い人柄がにじみ出るような、良いインタビュー記事でした。スンウォン氏が口を開くごとに、私の知らなかった一面や、人生、演技への考え方などが伝わってきて、また少し、チャ・スンウォンという人間について理解を深められた気がして嬉しくなりました。

食べる、眠る、という全ての人間に欠かせない行為のうち、『スペイン下宿』では「食べる」部分を担ったスンウォン氏。ナ・ヨンソクPDは番組の制作発表の際にこんなことを言っていました。「私が考えるに、食べ物は死なずに生きるために食べなければならない必須不可欠なものでもあるが、この世界の全ての人々が最も少ない労力とコストで楽しめるぜいたくだと思う。」

食べる行為を突き詰めると、おっしゃる通り、宗教的、哲学的な要素が多分にあるように思います。今回は、ナ・ヨンソクPDの言う「全ての人々が楽しめるぜいたく」という部分と、スンウォン氏の言う「お腹いっぱいの食事を提供して大きな力になりたい」という部分がうまく融合して、巡礼者たちの長い旅路の一晩に安らぎと幸せな満腹感をもたらしたのだと思います。

巡礼者はそれぞれの事情や目標を抱えて大聖堂を目指して歩きます。ちょうどスンウォン氏の回答に「一人で十字架を背負うことはやめて」というフレーズが出てきて、スンウォン氏もまた聖地を目指す巡礼者のようであるかのような気持ちになりました。

スンウォン氏の目的地には何があるのか、そしてその過程でどんなマイルストーンを通過してきたのか、これからも最善を模索しながら変化していくスンウォン氏を見守っていきたいと思いました。

こういった深い話を是非ファンミーティングで聞いてみたいものです。考えを話す、というのは一見地味なようですが、ファンの心に届いた時、それは忘れられない記憶や絆を作り出すものだと思います。スンウォン氏の声が聞こえてくるようなインタビュー記事に刺激されて、私もあれこれ思わずにはいられません。

いつもご訪問ありがとうございます。またいらしてくださいね。

2019/06/04 (Tue) 23:42

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