「チャ・スンウォン!」あの日にタイムスリップ(2010.10)雲を抜けた月のように


チャスンウォン


「チャ・スンウォン!」あの日にタイムスリップ、今日は2010年の雑誌記事をご紹介します。映画『雲を抜けた月のように』を撮り終えたスンウォン氏が、作品について語っています。「恋についての話が足りない」というスンウォン氏の発言にビックリ。


「チャ・スンウォン!」あの日にタイムスリップチャスンウォン



Hello TV 2010年5月号より チャ・スンウォン氏インタビュー記事

チャスンウォン


ダークグレーショールのシャツと
ブラックカラーのジャージー素材ショールカーディガンはATTACHMENT by 10CORSOCOMO
シルバーネックレスはMACOS ADAMAS
ジッパーディテールのブラックパンツはRICK OWENS by10CORSOCOMO


Into the Moon


身長が188センチである。そしてハンサムである。カリスマ、という言葉は彼のためにある言葉のようだ。
19歳でモデルとしてデビューし、26歳で役者になった。コメディーからアクションまでさまざまなキャラクターを”チャ・スンウォン”の名をかけて演技してきた。一生懸命に頑張った20代を経て30代にはそれをうまくまとめて、今では不惑の年齢40歳になった。
彼は、今は演技が楽になり、自分の洋服を着ているようだと話す。


映画『雲を抜けた月のように』は、イ・ジュニク監督とチャ・スンウォン、ファン・ジョンミンというトップ俳優の出会いだけで、公開前から多くの話題を集めた作品である。映画の中でチャ・スンウォンは、既存の政治勢力に対抗する「大同契」の首長「イ・モンハク」を演じた。イ・モンハクは、世の中を変えるという目標のため、愛も友も仲間も全部冷たく捨てる人物である。そのため、彼は三日月のように尖って冷静だったし、半月のように孤独に見えたし、月食のように暗かった。(本記事には映画『雲を抜けた月のように』の結末に対するネタバレが含まれています。)

『雲を抜けた月のように』は逆説的なハッピーエンドである。
記者試写会のとき、映画を見ました。刺しても一滴の血も出ないような気がしたイ・モンハクが、最後にハン・ジヘさんの胸で涙をこぼした時、私も涙が出ました。チャ・スンウォンさんは『国境の南(邦題:約束)』や『息子(邦題:My Son - あふれる想い)』でもそうだったけれど、映画の間中ずっと泣きながら最後にその感情を爆発させる演技が印象的でした。今回の映画で涙をこらえて涙を流すのは、イ·ジュニク監督の仕掛けでした。カットごとに水位調節をしていて益々強度を高めました。そして最後に涙を流すということは、最初から方向を定めて編集されたということなのです。一緒に涙を流したのなら、その仕掛けの効果があったということです。(笑)


すべての場面で刃を握って出てきました。アクションシーンもとても多かったです。刀がとても鋭く見えましたが、実際の撮影の時、危険ではありませんでしたか?
実際の撮影の時に使った刀は、すべて模造刀です。観客の方々がアクションシーンをリアルに感じるのは、サウンドを絶妙に重ねているからです。普通、空中にぶら下がるワイヤーアクションが大変だと考えますが、今回の映画を通じて、足を地につけてするワイヤーアクションの方がはるかに難しいということが分かりました。模造刀も撮影の時に当たれば、とても痛かったです。相手役と撮影に入る前に徹底的に動線を合わせて、私たちの映像が少なくなっても「絶対にリスクを冒さない」と約束したりもしました。


ドラマの中でファン・ジョンミンさんは盲目の剣客として出演しましたが、その設定自体からとても強い印象です。
ファン・ジョンミンさんが演じる「盲人剣客」のファン・ジョンハクは、何かあるように見えるキャラクターでしょう。前も見えない盲人ですが、どんな剣客よりもずっと剣がうまい人物なのです。しかも年齢も高く、力もない人物なので、より一層観客にアピールする要素が豊富です。何よりファン・ジョンミンさんの演技力がとても優れているので、「ファン・ジョンハク」という人物に多くの観客が魅力を感じるでしょう。


生まれた以上、時間を使って死ね。
私はこの言葉が最近とても好きです。
時間を使って死ぬのではなく
使って死ね。
本当に素敵な言葉だと思う。



イ・ジュニク監督の映画の中で一番悲劇的な結末ではないかと思います。主演俳優たちが皆死ぬ映画は今回が初めてでしょう。イ・ジュニク監督の以前の映画は、それなりにハッピーエンドだったので、今回の映画は少し衝撃的でした。
私はそんな悲劇的な結末がとても気に入りました。皆が一緒に死ぬ悲劇だったのがより一層よかったのです。その中で誰かが一人でも生き残って広く知られる式のストーリーよりは、皆死ぬことがむしろ逆説的にハッピーエンドになったのではないかと思います。


もう映画がチャ・スンウォンさんの手から離れて世の中に出ましたね。ひょっとして興行に対する負担はあるのでしょうか。
私は興行に対する負担から今は少し自由になりました。そのきっかけになったのが映画『国境の南(邦題:約束)』でした。私はその映画が失敗するだろうという考えを全然持っていなかったのです。それまでの4つの作品が全て大ヒットしたので、『国境の南』も無条件にヒットするという確信がありました。しかし結果はご存知のように...(笑)その時はあまりにも喪失感が大きく、ほぼパニック状態でした。しかし、そんな苦い経験がかえって薬になって、それからは興行結果によって動揺しない余裕ができたのです。


俳優が興行に対して自由になれるというのは、ほとんど聖者と同じ境地だと思いますが。
そうです。言葉では容易なことですが、実際そうなるのは容易ではないですね。私はパク・ヨンウさんと仲良くなりましたが、その彼が映画『The Phone』が興行に失敗したら、私が『国境の南』で経験したようにパニック状態に陥りました。あの時は私がかなり慰めてあげました。失敗を失敗と思わないで、むしろ自由になれる契機にしなさいと。


インターネット利用者たちの映画評がかなり良かったのですが。
公開前から期待が高い雰囲気で、もちろんたくさんの期待は感謝していますが、一方では負担にもなります。期待が大きいほど失望も大きいのは当然でしょう。現実的に『アイアンマン2』と同時に公開するので、良い状況ではないのです(笑)。劇場を押さえる問題から始まり、難関が多くありました。しかしこれから私ができるのは、このように熱心にインタビューに答えることであり、映画の運命は公開すれば決まるでしょう。


ハン・ジヘさんとのキスシーンが記者試写会以後、たくさん話題になりました。
私が今回の映画で本当に残念に思うのは、劇中のハン・ジヘさんとの恋についての話が足りなかったことです。イ·ジュニク監督が女性のことをあまりにも知らなくて、ハァ~(チャ・スンウォンの深いため息に現場スタッフは皆笑う)。映画は女性観客の心理を読まなければならないと私は考えるのです。ハン・ジヘさんと本当に幸せにお互いに愛した場面が一つでもあったなら、劇の中で私がハン・ジヘさんに冷たく背を向ける時、女性観客がもっと悲しく共感したことでしょう。


イ・ジュニク監督に強くアピールなさっていました。
撮影中にも数え切れないほど話しました。ところが監督はひょっとするとメロドラマ的になるのではと心配したようです。ああ、我々の監督は女性をあまりにも知らないのです。


かつてのインタビューで、イ・ジュニク監督が自分は本当に女性をよく知らない人だと言いました。
映画『あなたは遠いところに』を見て、イ・ジュニク監督は女性を本当に知らない人だ、と感じました(笑)。自分が望む女性、そうしてほしいという女性を映画の中に描いていたのですね。私が説得し続けると、撮影の途中で監督も頷きましたが、すでに大量の撮影をしておいた状態だったので、メロを入れることは不可能でした。

チャスンウォン

ブラックロンカーディガンとスパンコール装飾のブラックベストとホワイトのトップとブラックパンツの両方
ANNN DEMEULEMEESTER
カリブル・ドゥ・カルティエスチールとブラックダイヤルウォッチはCARTIER


チャスンウォン

セクシーな黒のシースルーシャツとブラックパンツはDIOR HOMME
シルバーネックレスとリングはMACOS ADAMAS


生まれた以上時間を全部使って死ね。


息子さんがいつの間にか大学生になりました。俳優チャ・スンウォンさんはいつも完璧な姿をしているが、一家の家長であるチャ・スンウォンさんの姿はどうなのですか。
私は子供達と話をたくさん交わす父親です。一番たくさん言う言葉は「愛している」という言葉です。子供たちには愛するという言葉が一番重要だと思います。

いつもあまりにも忙しくされていますが充電はどうなさるのですか?
私は働くこと自体が充電です。酒も飲まず、趣味も別に持っていません。新しい人たちと会って新しいキャラクターになること自体がいつも冒険で楽しみです。働くのが遊ぶことで、休むことなのです。

最近一番胸に染みる言葉がありますか?
「生まれた以上、時間を全部使って死ね」私はこの言葉が最近好きです。時間を使って死ぬのではなく、使って死ね。本当に素晴らしい言葉だと思います。

もし、チャ・スンウォンさんの人生を一本の映画と仮定するならどんな結末にしたいですか?
私は無条件にハッピーエンドが好きです。中間のストーリーが大変だったり、悲しい時があったりしても、結末はどうであれハッピーエンドでなければならないのです。


演技歴22年の間、どれほど多くの写真撮影をしただろうか。それでも今回の撮影中、あたかも初めてカメラの前に立つ新人のように、衣装からヘアまで几帳面にチェックしてまたチェックした。毎シーン撮影が終わったら写真を確認し、もう一度自らを再整備した後、カメラの前に立った。彼は仕事の時はそんなふうに攻撃的で完璧に没頭してカメラの外では「性格の良いおじさん」のような様子だった。撮影現場に準備した食べ物の中からチャプチェを食べながら、しきりに美味しいと感嘆し、スタッフとわざわざ記念写真を撮影しながらユーモアといたずらっぽい行動で現場の雰囲気を盛り上げた。

映画『雲を抜けた月のように』でチャ・スンウォンは「夢から覚めたくない」と言う。彼に会って帰る道、多分多くの人たちが彼のセリフのように破りたくない夢を見たような、幸せな残影を感じただろう。 Editorキム・ソヒ編集長



he is...チャ・スンウォン人物関係図
キム・ヘス
チャ・スンウォンが大衆に初めて知られたのは『キム・ヘス プラスユー』のトークショーでサブMCを受け持ってからである。ずば抜けた容姿とともに特有の才覚あふれる話し方で彼は注目され始め、各種バラエティー番組の出演が続き、頭角を現した。この時から監督たちは、彼のコメディー的な感覚に注目し、後にコメディー映画の主演級としてキャスティングされる原動力になった。チャ・スンウォンはハンサムで素敵な人間が笑いを与える「ギャップの面白さ」を大衆に初めて認識させた存在である。

その後、キム・ヘスとは映画『新羅の月夜(邦題:風林高)』で出会い、大ヒットを記録した。チャ・スンウォンとキム・ヘスはトークショー1本、映画1本のみ共演しただけだが、その2作品はチャ・スンウォンにとってすべて意味深い。最初に大衆の認知度を高めた貴重な番組であり、初ヒットの成功映画として記録された。

ユ・ジェソク
2005年、MBC『無限に挑戦』の前身である『無謀な挑戦』に出演したチャ・スンウォンは、ユ・ジェソクと練炭を積み替える対決を繰り広げた。当時、『無謀な挑戦』は視聴率が1桁にとどまるほど生ぬるい番組だった。ところが、チャ・スンウォンの出演編では視聴率が高騰し、人気番組として位置づけられる原動力となった。その時、チャ・スンウォンは炎天下で練炭を運ぶ途中、「今、我々は何のためにこんなことをしているのか」という質問をユ・ジェソクに投げかけた。するとユ・ジェソクは「無謀なことに挑戦して視聴者に感動と笑いを贈るため」と答えた。彼らの対話は、まもなく現在の『無限に挑戦』の基本精神となった。ユ・ジェソクとチャ・スンウォンはその後「油が先か」「サービスが先か」をめぐり争っている給油広告CMの主人公として会うことになった。

チャン・ジン監督
別名「チャン・ジン師団」は忠武路(チュンムロ/韓国映画界を指す)の有名な義理集団である。俳優のシン・ハギュン、チャ・スンウォン、リュ・ドックァン、チャン・ヨンナムらが「チャン・ジン師団」の一員として挙げられる。『拍手する時に去れ』を通じてチャン・ジン監督と出会い、連続して主演を演じることになった映画『息子(邦題:My Son - あふれる想い)』は、低予算映画で男性主人公のキャスティングが困難になった時、チャ・スンウォンが素早く低いギャラを甘受して撮影に飛び込んだ。

(Hello TVの記事を翻訳しました)

*この記事はHello TVの記事を管理人が翻訳しました。チャ・スンウォン氏の非公式ファンサイトとして、日本のファンへの情報共有を目的に無断翻訳しております。著作権者、利害関係者からの削除要請の意思表示を受けた場合、速やかに誠意をもって応じたいと思いますのでご一報ください。




------------管理人のつぶやき------------

スンウォン氏の口から「恋についての話が足りない」という言葉が出るとは…(笑)

近年、スンウォン氏の出演作品に「ラブ」の要素が少ないと残念に思う私は、ラブコメや恋愛物をあまりに熱望するあまり、「ひょっとしてスンウォン氏は”ラブ”を避けているのかも…!?」という不安にとりつかれています。

最近のスンウォン氏がどのように考えているのかは分かりませんが、少なくとも2010年のスンウォン氏には恋についてのシーンを演じる気はあったようです。

『雲を抜けた月のように』で、スンウォン氏演じるイ・モンハクには、ハン・ジヘ氏演じるペクチという女性がいるのですが、二人の関係について掘り下げたシーンはありません。スンウォン氏が語ったように、この2人が幸せに愛を育んでいたというシーンがあれば、やがて迎える別れのシーンにさらに感情移入できたように思います。

インタビューの中でスンウォン氏は、監督のことを「女性のことをあまりにも知らなくて」と2回も触れていて、イ・ジュニク監督が少々気の毒になってしまいました(笑)

そういうスンウォン氏は女性のことを知っているのかしら~、とツッコミたくなりましたが、少なくともペクチとの間に恋の話が必要だ、と監督を説得したところを見ると、女性観客が何を見たがっているのかをしっかりと理解していたということになりますね。

スンウォン氏の説得もむなしく、すでに映画の撮影が進み過ぎていて、恋の話を入れるには遅すぎた、というのは大変残念な話です。モンハクのラブストーリーが含まれた『雲を抜けた月のように』も見てみたかったなぁ…♡

スンウォン氏はラブストーリーを避けているのかと思っていましたが、作品の流れでラブ要素が入っていたほうが観客にとって感情移入しやすいとか、正当な理由があれば、ラブストーリーも夢ではないようです。俳優ですから、作品をよりよく仕上げるために、必要な演出や追加シーンはいとわない、というところでしょうか。

「女性のことを知っている」スンウォン氏には、ファンが期待する素敵なラブストーリーの主人公を是非演じてもらいたいものです。年齢とか家族とか、そういうことは一旦忘れて、俳優モード全開でラブストーリーに向かって突っ走ってください、スンウォン氏。


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Comments 8

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merry  

希望が持てた気がします!

管理人さま

今回も興味深い記事の翻訳を、ありがとうございました!

なんだか久しぶりに『雲を抜けた月のように』の映画が観たくなって、dtvで最初から最後までじっくり観入ってしまいました。
久しぶりにお会いしたモンハクのなんとまぁ美しいことったら!
隙間なくびっしりと生え揃っている真っ黒で艶のあるお鬚と太目の眉毛に、恐ろしささえ漂う凛々しい表情!!お肌もツヤツヤです💛付け歯も恐ろしく、でも美しく♥
白い韓服と黒い笠子帽が長身でカリスマモンハクに似合って、、意図していないかもしれませんが、色気ダダ漏れでした~💛💛
改めて見るとこーんなに男の色気ムンムンの方が、ラブ抜きの物語なんて…
勿体無いにも程がある~!罪ですよ~!

話を戻して…チャスンウォンさん、おっしゃってましたねぇ。。恋についての話が足りなかったと。
最初に観た時は、ペクチ(ハンジヘさん)の片想い?でも危険を冒して会いに来てくれたのだから、やはり愛は存在するんだろうな…それくらいの感じで受け取りました。まぁペクチのほうが、ずっと激しくモンハクを命懸けて愛していたんだな、と。
ペクチのほうが、ということは脚本と違っていないのかもしれませんが、劇中ペクチが“モンハクの女”として登場するのなら、スンウォンさんのおっしゃる通りだと思います!一回でも、回想場面でも良いから、二人が幸せに過ごした時間が絶対的に欲しかった!!忘れていたけど、そう、前もそう思いました。改めて、激しくそう思いました!
イジュニク監督様~泣!
しかもご本人がせっかくおっしゃっていたのに…
イジュニク監督様~号泣!!  モンハクの恋物語、観たかったぁ!!!


話しは変わりますが、あの日にタイムスリップを、改めて見返して見ていたら、ベッドシーンについて2008年など数回触れていますね。“結婚した俳優の立場では大変な犠牲だ。そんな犠牲を甘受してまで映画によいことがあるならするが…”と。
でもその後シティホール、アテナと二回スンウォンさんはされましたよね。←大人の物語的には必要シーンだったと思うし、絶対にスンウォンファン増えましたよね~!甘受して下さってカムサハムニダ 泣
また、2011年には“これからはアクションとメロだけをします”とおっしゃっていました。その後「最高の愛」をされたのですよね。まぁその後がほぼないわけですが…
その間にお嬢さんが多感なお年頃になってきたから…仕方がないのですよね、きっと。。

“考えは変わる 生きていきながらこれからもずっと変わるだろう”とおっしゃっていたように、今はラブものが出来なくても、状況が変わって来て(お嬢さんが成長すれば…かな)良い作品に出逢えば、きっときっとまたラブものを演じて下さるに違いない!と確信に近い感情が芽生えてきました!
愛に関する話はいつも良い…なんて記事も目にしたことがありますし💛


あの頃にタイムスリップシリーズは、あの頃のスンウォンさん、今のスンウォンさん、変わっていくこともあれば変わらないこともある。そんなスンウォンさんの考え方や歴史に触れてくれる、大好きなシリーズです。

管理人さま、良い記事を選んで翻訳して下さってありがとうございました!
過去を振り返ることで何か希望が持てた気がします💛

スンウォンさん、ラブもの待ってますね~💛

2019/01/14 (Mon) 00:57

Like a child dreaming a sweet dream  

モンハク素敵でした。

管理人様。
いつもながら、翻訳ありがとうございますm(_ _)m。
記事の中で、「映画『雲を抜けた月のように』でチャ・スンウォンは「この夢を壊したくない」と言う。」とありましたが、私は映画でこの台詞の字幕を、「夢から覚めたくない」と読んだように覚えています。覚え違いかもしれませんが(^_^;)。

この台詞を言うシーン、スンウォン氏のイ・モンハクの怯えと孤独を感じました。あのシーンでモンハクの気持ちと行動の一端(というか動機というか)が理解できたような気がしました。
イ・モンハクは、盲人剣客ファン・ジョンハクに刀を突き立てた時、「しまった!」って顔をしましたよね。刀を振り回し、大きな身体の全てを使って戦っていたのに、モンハクは戦い結末を想像してなかったんだ、と思いました。

この映画の中でモンハクはほんとに寡黙で、何をどう考え、感じているのかを誰にも伝えていないように見えましたが、それはモンハクが剣士であるということなのだなあと、この戦いのシーンを見て思いました。モンハクひあのときファン・ジョンハクと、刀を交えることで語り合っていたのだろうと思うのです。自分の内にある言葉にできない色々な思いを、ファン・ジョンハクなら受け止めてくれると思ってたのではなかろうか。あの戦いのとき、モンハクは生き生きしていた(って言ったら変ですけど(^_^;))。この対話を楽しんでいたようにも思えました。それが、自分がジョンハクを刺してしまったことで突然終わる。モンハクは、自分のやったことに驚き、狼狽する。こんなつもりではなかったのに、こんな筈ではなかったのに。

ふと現実に目を向けると、自分がやってきた殺伐とした行い、多くの屍が嫌でも目に入る。自分の良心でもあるようなジョンハクが、目を覚ませ、と訴える。でもモンハクにそんな勇気はない。全てを断ち切ってたった1人になることを選んだモンハクには、自分の作った現実を1人で受け入れる力はない。だから彼は「夢から覚めたくない」と、泣きそうな声でつぶやくのだろうな、と思ったのです。

無表情な、空っぽの表情ばかりを見せるモンハクの、孤独がほとばしるようなシーンだったように思います。

また長々と感想文を書いてしまいました(^_^;)。スンウォン氏のインタビュー記事、「『チャ・スンウォン!』あの日にタイムスリップ」は私の大好物なのです。管理人様、いつもありがとうございますm(_ _)m。

2019/01/14 (Mon) 11:15
管理人

管理人  

To: merryさん


merryさん、コメントをありがとうございます。

記事がきっかけで『雲を抜けた月のように』を鑑賞されたとのこと、きっとスンウォン氏も喜んでくれることと思います。なかなかニュースが無い中で、過去の作品や話題で少しでもスンウォン氏のことを身近に感じていただけたら、というブログの目的も果たしているように感じられて、管理人の私も本望です(涙)

さてさて、モンハクですが、あのビジュアルはスンウォン氏の映画の中でも1、2を争うビジュアルキングなのではないかと思います。一途な信念が狂気を帯びる、怖い役柄ではありますが、あの髭と眉の黒さと、韓服の白の対比がとてつもない色気を引き出していましたね。白い付け歯と狂気の目にも心を撃ちぬかれまくりました。

あの色気は、映画の話の流れからすると「意図しない色気」だったのかもしれませんが、監督さんがどこまで狙ったのか聞いてみたい気がします。突っ走るモンハクの周りには、死の気配とともに常に色気があったことで、この映画の情緒をさらに豊かにしているように思います。

自らの信念を貫くためには、ペクチは足手まといであったモンハク。命をかけてモンハクに会いに来て、モンハクを最後まで見守ったペクチとのストーリーをもっと見てみたかったですねー。「イ・モンハク外伝」みたいな作品で一本映画が撮れそうですね。見たい~♡

確かに、スンウォン氏は過去のインタビューでメロについての話やベッドシーンについてなど、否定はしていないようですね。ベッドシーンを「結婚した俳優の立場では大変な犠牲」と表現するあたり、スンウォン氏は役を演じることと、普段のスンウォン氏の境目があまりないのかなぁ、と感じたことを覚えています。

役は役、と割り切って別人になれるなら、演じるスンウォン氏のプライベートが既婚であれ未婚であれ、あまり関係ないのでは…と思います。「チャ・スンウォン」という人間の延長線上に役柄を作っていくタイプなのでしょうか。

考えは変わりますし、何よりも脚本や監督との出会いが大きいように思います。スンウォン氏は決してファンサービスでラブシーンを演じるような俳優ではありませんが、作品に必要とあらば、誰よりも熱い演技を見せてくれる俳優だと思っています。色気とかっこよさあふれる、そしてちょっとエロい脚本を書いてくれる脚本家さん、求む!(笑)

いつもご訪問ありがとうございます。またいらしてくださいね。

2019/01/14 (Mon) 17:38
管理人

管理人  

To: Like a child dreaming a sweet dreamさん


Like a child dreaming a sweet dreamさん、コメントをありがとうございます。

モンハクの台詞のご指摘、ありがとうございます。確認してみたところ、字幕はやはり「夢から覚めたくない」となっていましたので、記事の翻訳も修正しました。

台詞や人名、作品名についてはできる限り調べるようにしているのですが、今回は確認の手を抜いてしまいました。より良い記事のためにご協力いただけることをありがたく思っています。今後もお気づきの点がありましたら是非お知らせください。

さて、台詞の確認のためにモンハクの主要登場シーンを結局全部見てしまったのですが、ストーリーを知った後の再鑑賞はまた違った観点で見ることができますね。

確かにファン・ジョンハクと決闘を始めた時のモンハクは、自らの信念が間違っていないことを証明するかのように「生き生きと」刀を交えていたように見えました。戦いの結末を予想していなかったようなモンハクでしたが、ファン・ジョンハクを刺してしまった時に、自分が夢から覚めようとしていることを悟っていたのではないでしょうか。

航空用語に「帰還不能点」という言葉があるそうです。燃料の量を計算して、離陸した空港に戻ることができなくなる点、Point of no return。ファン・ジョンハクは命を賭してモンハクを諫めようとしましたが、モンハクはもうこの時点で帰還不能点を超えてしまっていたのでしょう。

元には戻れない、片道切符を握りしめたモンハクが見つめていたのは何だったのでしょう。

この映画は私の中で「白」のイメージが強い作品です。モンハクの衣装のように、後半どんどん追い詰められていくモンハクが生きていたのはただ真っ白な世界だったのではないかと思えるのです。思い描いた理想は白紙となり、そこには絶望を超える真っ白な空虚があり、モンハクにとっては悪夢のような現実ですら夢の中にいるような感覚だったのかもしれません。

ペクチの胸に戻ったモンハクが、エンディングで穏やかな表情で舟に乗るシーンが秀逸です。凄まじいモンハクの人生の全てが夢だったようにも感じられ、生と死の境界もまた、夢を見る/覚めるというようにとても近いものなのではないかと考えさせられました。

悲劇ではありますが、モンハクが本当に素敵な作品です。

いつもご訪問ありがとうございます。またいらしてくださいね。

2019/01/14 (Mon) 17:41

Like a child dreaming a sweet dream  

お手間をおかけしましたm(_ _)m

管理人様、そのようなつもりではなかったのです。元の記事も映画の台詞も外国語だし、訳す人の解釈の仕方で日本語のチョイスも違ってくるものですよね。小説なんかでも、訳す方が違うと、小説の雰囲気も随分変わったりしますし。
どの訳がどう、ということではなくて、こんな訳し方もあったなあ、というようなことです(^_^;)。すみません、お手間をおかけしてしまいましたm(_ _)mm(_ _)mm(_ _)m。

Point of no return. あのシーンは正にそうだと思います。モンハクが、もはや後戻りは出来ない地点を超えてしまった瞬間だったと、私も思います。
そして、仰るように最後の小舟のシーンは良かったです。こんな人生を送れたらよかったのに。愛する人と穏やかに小舟に揺られながら、緩やかに緩やかに川を下っていくような。
スンウォン氏は「皆が死ぬことが逆説的なハッピーエンド」と言っていましたが、エンディングの夢のようなこのシーンは、モンハクの覚めない夢であってほしいと思いました。


2019/01/14 (Mon) 20:22
管理人

管理人  

To: Like a child dreaming a sweet dreamさん


Like a child dreaming a sweet dreamさん、コメントをありがとうございます。

かえってお気を使わせてしまったようで申し訳ありません。

何せ翻訳機頼りの翻訳なので、解釈や言葉のチョイスというレベルには程遠い、というのが現状です。作品の台詞については、DVDの日本語訳を使うのが自然だと思うので、できる限り確認するようにしていますが、今回はスルッと手を抜いてしまいました。

余談ですが、ウイスキー「エスコート」の名ゼリフシリーズは、毎回DVDの字幕探しに泣かされています(笑)

みなさんから記事が面白かったとか楽しめたとか、肯定的な感想をいただくのは嬉しいことなのですが、今回のようなより良い翻訳の提案、そして誤字脱字、内容のちょっとしたミスなどをご指摘いただくこともまた、ブログ管理人としては大変ありがたいと感じています。

間違いを指摘するというのはなかなか勇気のいることなのかもしれませんが、私一人の力ではどうしても見つけきれない部分もありますので、「違ってるよ!」とか「こっちのほうが良いのでは?」といったご意見はいつでもウェルカムです。過去にそうやって協力してくださった方々のご厚意がこのブログを支えています。

映画のエンディングのモンハクの表情が印象的です。それぞれの人物が穏やかな表情で過ぎ去っていく様子は、まさに夢のようなシーンでした。

「逆説的なハッピーエンド」を迎えたこの映画を、いつかスンウォン氏と並んで見てみたい、とこれまた夢のようなことを考えてしまいました。『雲を抜けた月のように』は、これからも思い出しては見返したい良い作品です。

いつもご訪問ありがとうございます。またいらしてくださいね。

2019/01/14 (Mon) 23:19

みらい  

メモ、メモ、「雲を抜けた月のように」ね。

みなさま
 熱い!コメント欄が。
 「雲を抜けた月のように」をこれから見る作品にします。
 みなさま、お気づきではないかもしれませんが、どのコメントも長文です。それくらい作品の中でのスンウォン氏への愛がいっぱい。
 本作中のスンウォン氏のビジュアルもこのインタビュー記事中の写真同様、とっても魅力であるというのも楽しみです。

2019/01/15 (Tue) 19:58
管理人

管理人  

To: みらいさん


みらいさん、コメントをありがとうございます。

熱いコメント欄を楽しんでくださって嬉しいです。スンウォン氏を愛するファンの方たちの心からの愛の言葉は、同じファンの胸にスッと入ってくるように思います。

コメント欄を楽しみにブログに来てくださる方もいらっしゃるほどで、コメント欄は隠れた人気スポットとなっています。スンウォン氏への思いを綴りあって、作品への理解を深めたり、ファン同士で交流したりすることで、私のファン生活がさらに充実したものになっています。

ファンお薦めの『雲を抜けた月のように』、コメント欄同様熱いモンハクを楽しんで見てください。

いつもご訪問ありがとうございます。またいらしてくださいね。

2019/01/16 (Wed) 00:05

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