[web記事]モデル界の生き証人コ・ウンギョン代表「第2のチャ・スンウォン、ハン・ヘジンを育ててみせる」


チャスンウォン コ・ウンギョン
インスタグラム(@eunkyoung_ko)より
ソンジオオムのバックステージでのスンウォン氏とコ・ウンギョン氏のツーショット


モデル「チャ・スンウォン」の生みの親である、YG KPLUS代表のコ・ウンギョン氏。2014年にYGと提携したことで、さらに活躍の域を広げ、今やファッションショーといえばYG KPLUS所属のモデルたちが大活躍するようになりました。

先月行われた「2018F/W ヘラ・ソウルファッションウィーク」のソンジオオムのショーのリハーサル現場にも、このコ・ウンギョン氏の姿がありました。スンウォン氏を見いだし、大スターへの道の第一歩を導いた、コ・ウンギョン氏のインタビュー記事を翻訳しました。


[web記事]モデル界の生き証人コ・ウンギョン代表「第2のチャ・スンウォン、ハン・ヘジンを育ててみせる」
2018.4.5 ハンギョレ

モデル→教授→エージェンシー代表で30年余り活躍
200人余りのモデルが所属するYG KPLUS育て、
「才能ある後輩モデルがだんだん増えて胸がいっぱい…
モデルテイナー活動の舞台を広げる事が私の役目」


コ・ウンギョン キム・スビン


チャ・スンウォン、カン・ドンウォン、ハン・ヘジン、チャン・ユンジュからナム・ジュヒョク、イ・ソンギョンまで。有名なモデルの後ろにはいつも彼女がいた。コ・ウンギョンYG KPLUS(YG Kプラス)代表。

第1世代のファッションモデルとして活躍した経験を生かし、20年以上もモデル教育とスターモデル排出の先頭に立ってきた。昨年12月15日に開かれた『2017スーパーモデル選抜大会』大賞受賞者であるキム・スビン(19)さんも、彼女が運営するモデルアカデミー出身である。

”兆し”を探るコ代表の鋭い洞察力は驚くべきである。ファッション業界の生き証人であり、名付け親として浮上したコ・ウンギョン代表と、モデルのキム・スビンにキム・ソンイルが会った。

キム・ソンイル(以下キム)スビンさんは魅力的だ。スーパーモデル1位になるべくしてなったと思います。身長はどのくらいになったのですか?

キム・スビン:178センチです。

コ・ウンギョン(以下コ)身長は以前ほどは重要ではありません。普通、女性モデルは176~179センチが最も脚光を浴びます。男性モデルは186~189センチ程度。「2018 F/W ヘラ・ソウルファッションウィーク」でスビンは、眩しく活躍しました。ファッションブランドのプリマドンナ、エイベル(A.Bell)、カイ(KYE)、ワイシーエイチ(YCH)の舞台に立って存在感を誇りました。デビュー1年目ですが、誇らしいです。

キム:最近放送業界では背の高いモデルたちが俳優として活躍することが多いです。

コ:かつては才能があるモデルでも、背が高くて出演が大変だったのです。相手役と背が合わないのです。ところが、チャ・スンウォンがスターになってから変わりました。背の高い男性俳優とアンサンブルできる背の高い女性モデルも探すことになったのです。出演者より背がとても高かったイ・ソラも偏見を破るのに一助となったようです。

(中略)

キム:コ代表はいつファッションモデルでデビューしたのですか?

コ:1980年代初めです。その時はモデルという職業は一般人が見慣れないと感じる時代でした。1992年にスーパーモデル1期のイ・ソラが出て、モデルという職業が知られ始めたのです。あ!パク・ドゥルソン、ホン・ジンギョン、オ・ミラン、イ・ソンジン、ソン・ギョンア、ハン・イェスルすべてスーパーモデル大会出身だって知っていますか?

キム:MBCの『私は一人で暮らす』などで旺盛に活動するハン・ヘジンもスーパーモデル出身ではないのですか?

コ:ハン・ヘジンは、本選で脱落しました。ところが、あまりにも感じが良かったので目星をつけて、一緒に仕事をしましょうとご両親に連絡して迎え入れたケースです。16歳の時にデビューしましたが、服を解析する能力も本当に傑出していました。

コ・ウンギョン YG KPLUS



■コ・ウンギョン「モデルとして成功するためには、ファッションに対する見識と表現力を兼ね備えるべき」

キム:ハン・ヘジンのように最近は演技、MC、歌の実力まで備えたモデルテイナーの活躍が目立ちます。モデルテイナーとしての活動が多くなると、それだけ服を着るマインドやモデルとしての感覚は落ちるしかないでしょう?

コ:そうです。ハングリー精神も不足します。なぜならとても早く(スターとして)大きくなるから。以前は4~5年徐々にモデル活動をして、ファッションを知っていく過程を経ましたが、今は一度浮かび上がればスターになってしまうので、ディテールが不足してしまう。むしろデビュー2年以内にスターになれないと不安に思って焦ったりします。自然にモデル活動期間も短くなります。1990年代のパク・ヨンソン、ミン・ユンギョン、グァンなどだけを見ても、30歳半ばまで10年以上大活躍したことを考えると、残念な現実です。

キム:過去のモデルの中でファッションに対する表現力が優れていた人を挙げるとしたら?

コ:キム・ソンヨン、チョン・ジェギョン、ミン・ユンギョン、パク・ドゥルソンは服を着ると、それをどう表現しなければならないのかがすぐに分かるでしょう。センスのあるモデルたちが概ね長く活動しています。チャン・ユンジュを見てみても、背が小さいというハンディキャップを克服してトップモデルとして認められました。

キム:今は放送活動を主にするスーパーモデルのキム・セロムもいるではないですか。彼女もファッションショーと写真集の撮影が最も良いと言っていました。不本意ながら放送活動を先にすることになって、モデルとしての経歴は長くないが、今はそれが残念だと言っていました。昨年秋、キム・ソリョンのファッションショーに出演したけれど、すごく喜んでいました。モデルたちは舞台に立ったときの感動を忘れることができないようです。

コ:当たり前でしょう。チャ・スンウォンが20年以上、ソン・ジオのファッションショーに出演しているのをみてください。縁や義理もありますが、舞台が良いからなのです。ペ・ジョンナムも、今回の「2018 F/W ヘラ・ソウルファッションウィーク」で8年ぶりにソン・ジオのショーに出演したけれど、とてもうきうきしているように見えましたよ。

(中略)

2008年に創立したコ代表のKPLUSが、2014年にYGエンターテインメントと手を握った時、多くの人々が疑問に思いました。果たしてシナジー効果を出すことができるかという懸念も無くはなかった。それから4年、コ代表は、このような懸念を払拭し、ドラマ、映画、バラエティー、CDアルバムなど分野を広げて事業を拡張している。彼女は”1日24時間では足りないくらいに忙しい日々だが、合併後、歌手、俳優、ラッパーなどを夢見る専属モデル200人余りが活躍できるチャンスがより多くなって幸せだ”と笑った。

キム・ソンイル


キム:スビンは早くからモデル界のチョン・ジヒョンであるとのうわさが広まりました。

コ:ウォーキングができなかったり、服の表現がうまくできなければ、デザイナーたちはモデルをナイフのように切ります。そのような点でスビンは、実力を認められたわけです。

キム:これから旋風が起こるならば?

コ:モデルだったチャ・スンウォン、オ・ジホ、カン・ドンウォンなどは、今のトップ俳優の仲間入りをしたではないですか。ハン・ヘジンはバラエティー番組で自らの才能を発揮しています。彼らのように様々な分野で成功する後輩たちが多くなってほしいです。そうしたらモデルに対する認識と処遇をさらに改善できるでしょう。その途中で私が力になってあげられたら良いと思います。


コ・ウンギョンプロフィール
1982~1989年 モデル活動
1992~1994年 韓国イベント映像アカデミーモデルスクール長
1999~2000年 モデルエージェンシー「VIDEO CO SELECT」院長
2000~2008年 モデルエージェンシーDCM代表
2001~2004年 同徳女子大学スポーツモデル学科兼任教授
2007年 ソウル総合芸術専門学校ファッションモデル科専任教授
2008年 (株)ケイプラスメディア代表
2013年 韓国大衆文化芸術賞文化体育観光部長官表彰
2014年~現在 (株)YG KPLUS代表


(ハンギョレの記事を翻訳しました)
※管理人が記事中のスンウォン氏の名前部分を太字にしました。

*この記事はハンギョレのニュース記事を管理人が翻訳しました。チャ・スンウォン氏の非公式ファンサイトとして、日本のファンへの情報共有を目的に無断翻訳しております。著作権者、利害関係者からの削除要請の意思表示を受けた場合、速やかに誠意をもって応じたいと思いますのでご一報ください。

------------管理人のつぶやき------------

ファッション界の動向に疎い私でも、韓国内で行われるファッションショーに、YG KPLUSのモデルさんたちが出演しているのを見かけることが増え、YG KPLUSがモデル業界で大きな存在になりつつあることを感じています。

スンウォン氏の資質を見いだして、モデルの道へと誘ったコ・ウンギョン氏のインタビューを翻訳してみました。今回は経歴も載っていましたので、スンウォン氏の年齢と照らし合わせることもできました。

スンウォン氏は1988年にモデルデビューしましたので、コ・ウンギョン氏がモデルとして活動を終えるころに、入れ替わるようにモデルになったのですね。

コ・ウンギョン氏はモデルとしての経験を生かして、現役を退いた後は、後進の育成に従事してきたようです。記事の中にもあるように、モデルとしての資質を見極める「目」が確かな人なのでしょう。スンウォン氏を始め、数多くの有名モデルを誕生させてきました。

モデルとしては適正身長である188センチのスンウォン氏は、当時はテレビや演劇界で活躍するには背が高すぎるというハンデもあったようですが、スンウォン氏が見事にモデルから俳優へと転身したことで、業界全体の常識まで覆してしまったようです。スンウォン氏が地道に身に付けたモデルとしての経験は、俳優に転身したあとも、ランウェイに立ち続けるという形で生かされています。

「チャ・スンウォン先輩のようになりたい」という後輩が続出し、スンウォン氏をロールモデルとする若手俳優が多いことに驚かされます。ニュース記事を少し探しただけでも、出てくる出てくる…。スンウォン氏はファンにとっても若手俳優にとっても、本当に「憧れの人」なのだなぁ、ということが伝わってきます。


キム・ウビン キム・ナムギル ナム・ジュヒョク イ・ジュニョク イ・テファン

左上から時計回りにキム・ウビン、キム・ナムギル、ナム・ジュヒョク、イ・ジュニョク、イ・テファン
いずれも各記事内の写真をトリミングしました


キム・ウビン(俳優)
彼は「チャ・スンウォン先輩に3年前にファッションウィークでお会いした。当時新人だった私としては、簡単に近付くことができず遠くから挨拶だけした。しかし、時間が経って、最近は挨拶をすると、まず優しく近づいてくださる」と述べた。続いて「今は個人的な悩みも打ち明けられるほどの間柄になった。チャ・スンウォン先輩と話をすればするほど、”私もあんな俳優になるべき”と考える。モデルと俳優という二匹のウサギを追うのは容易ではないのに、それをやり遂げた俳優だと思うから」と説明した。
(2014.12.18 テレビデイリーの記事より抜粋)


キム・ナムギル(俳優)
俳優キム・ナムギルは最近、「ペク・ジヨンのピープルインサイド」に出演して、チャ・スンウォンを尊敬する俳優として挙げた。当時キム・ナムギルは「実際、俳優は先輩たちが行く道を見て追いかけるのだ。私もチャ・スンウォンのようにロールモデルとまではいかなくとも、後輩たちにとって、道をたどっていきたいと思わるような俳優になりたい」と語った。
(2013.3.26 ニュースエンの記事より抜粋)


ナム・ジュヒョク(モデル・俳優)『三食ごはんコチャン編』で共演
続いてチャ・スンウォンの絶賛を並べた。「私はチャ・スンウォン先輩がロールモデルだった。モデルとしてもあまりにもすごい活躍をされた。私がモデル界に入ってきたときも、チャ・スンウォン先輩は本当に神だった。俳優としてもあまりにもすごい。モデルだった時も俳優に転向した時もあらゆる姿を模範としたいと思っている」
(2017.1.12 スポーツ朝鮮の記事より抜粋)


イ・ジュニョク(俳優)『シティーホール』で共演
イ・ジュニョクがロールモデルにチャ・スンウォンを選んだ。イ・ジュニョクは、過去にチャ・スンウォンとあるテレビ番組に出演し、チャ・スンウォンをロールモデルにして演技に精進していると明らかにした。
さらに、彼は「チャ・スンウォン先輩を調査してみたが、怖いという話を最も多く聞いた」と笑いを誘った。当時、彼はチャ・スンウォンのトレードマークのひげまで同じように外形を整えて「ロールモデル」発言の信ぴょう性を高めたりした。
(2017.2.11 市民日報の記事より抜粋)


イ・テファン(俳優)『華政』で共演
「私のロールモデルはチャ・スンウォン先輩です。夢がなかった中学時代は、私がどんなことをしたいのか多く悩みました。そうするうちにチャ・スンウォン先輩が『ファミリーがやってきた』に出演して身体を張ったギャグをされるのを見たがとても楽しいんですよ。その後ファッションショーのモデルとしての姿を見たが、バラエティーとは違って重量感ある姿がとても素晴らしかった。小心で人見知りも激しい方だったが「モデルをしたい」という思い一つでここまで来ることになりました。チャ・スンウォン先輩がドラマ、バラエティー、映画、モデルまで本当に様々な分野で活動しているでしょう。私も先輩のように多様な姿をお見せできる俳優になりたいです。」
(2018.4.1 スタートゥデイの記事より抜粋)


ロールモデルとして、後輩から慕われていることについて、スンウォン氏自身は重圧を感じているようです。『華政』の制作発表の時に、ロールモデルであることの負担について語っています。

☞[web記事]「華政」チャ・スンウォン「ドラマ中盤以降退場、存在感残したい」

関連記事も是非どうぞ♪
☞後輩が語る「チャ・スンウォン」とは…?
☞後輩が語る「チャ・スンウォン」とは…?Part 2
☞モデル「チャ・スンウォン」の生みの親


最後になってしまいましたが、インタビュー記事のインタビュワーのキム・ソンイル氏はスタイリストで、コ・ウンギョン氏やスンウォン氏とも親交があるようです。ファッション界はいろいろなところでいろいろな人がつながっていますね。

チャスンウォン キム・ソンイル
インスタグラム(@jjsg._.3/現在は非公開カウント)より
1月25日のグッチのイベント時の写真。一部モザイク処理をしました

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2018/04/07 (Sat) 19:27
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「全力で目標に向かう途上の状態のことを『幸せ』と言うのだと、聞いたことがあります。」とコメントをくださった方、ありがとうございます。

確かに、自分が目標とするところに、具体的に「こういうふうになりたい」と思える人がいるというのは大切なことだと思います。その地点、その人を目指して進んでいくのは幸せなことでもあり、「後進の甘え」でもあるのかもしれません。

しかし自ら先頭に立って進むスンウォン氏には目指す地点や憧れは存在しないのでしょうか?インタビュー記事などから、スンウォン氏は外国映画をたくさん見ているような印象を受けます。時に欧米の俳優さんの名前を挙げて、ああいう俳優になりたいと話していることもあるようなので、きっとスンウォン氏の中にも特定のロールモデルではなくても、憧れる俳優はたくさんいるのではないのかなぁ、と想像しています。

ロールモデルとされることは負担に感じることもあるのかもしれませんが、俳優として光栄なことであることには変わりないと思います。後輩たちにとってロールモデルは大切な目標ではあるものの、スンウォン氏と同じように歩めば成功するかといえば、そういうものでもなく、「真似るだけ、憧れるだけ」では「成功者チャ・スンウォン」にはなれないと思うのです。

先頭に立って道を切り拓く苦労はあれど、スンウォン氏の立っている位置からは、ロールモデルを定める必要もなく、自分の思い描く俳優像を目指せる”自由”というものが存在しているように思います。

前人の通った道を歩くのではなく、スンウォン氏らしい、独自の「色」(スンウォン氏がインタビューでよく言っているような気がします)で彩られた道を、一人静かに、でも着実に歩んでいくスンウォン氏の姿が私には見えるような気がします。

パイオニアの素敵な背中を、これからも追いかけていきたいと思っています。

ご訪問ありがとうございます。またいらしてくださいね。

2018/04/08 (Sun) 01:42

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