「チャ・スンウォン!」あの日にタイムスリップ(2011.2.14)アテナ


スンウォン氏の次回作と期待が高まる「毒戦」の話題が出てきました。配役は麻薬組織のボス役。そこで思い出すのはやはり、スンウォン氏が悪の魅力をセクシーに、冷酷に、そして哀しく演じたドラマ「アテナ」です。

スンウォン氏演じるソン・ヒョクはやっぱりカッコよかったなー、と思い出しながら、今回の「チャ・スンウォン!」あの日にタイムスリップは、2011年の「アテナ」放送中の記事をご紹介します。


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微細な演技で致命的存在感「アテナ」の核、チャ・スンウォン (2011.2.14の記事)



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台本に積極的に意見表明…ソン・ヒョクの感情線を生かして
”良い監督に出会って再び自分を破ってみたい”


「アテナ:戦争の女神」(SBS月火夜9時55分)でソン・ヒョク(チャ・スンウォン)の前に立ったユン・ヘイン(スエ)がこのような気持ちであろうか。俳優のチャ・スンウォンはテレビの外で直接話を交わす時は、相手の目をじっと見つめる。相手がちょっと他の行動をしても、彼の視線は相手の目を追う。「アテナ」の中のイ・ジョンウ(チョン・ウソン)を眺める殺気に満ちた目つきではなく、ヘインと向き合うときの優しい目つきに近い。

「アテナ」で常に緊張の中にいるソン・ヒョクが武装解除される瞬間は、ユン・ヘインと会う時である。「アテナ」は華やかな出演陣に比べて視聴率(平均10%余り)で目立たずにいる。俳優たちの演技力が目立たず、話の展開もゆるいという批評の中で、一人善戦し、このドラマを率いていく存在がチャ・スンウォンである。

当初、チョン・ウソンのドラマとして始まったが、今「アテナ」は明らかにチャ・スンウォンのドラマに変わった。10日、ソウル文井洞(ムンジョンドン)の撮影現場で、チャ・スンウォンに会った。モデル出身俳優は多くいるが、最も成功した俳優として数えられるチャ・スンウォンの成功の道には何があるのか?


■ チャ・スンウォンは”チャ作家”
撮影現場でも、チャ・スンウォンはソン・ヒョクのように冷徹かつ几帳面である。台本を丹念に覚えるのに夢中だったし、撮影が終わるとモニターの前に駆け付けた。話しかける暇がない。

「シネ21」のインタビューで、映画「拍手する時に去れ」を一緒に撮ったチャン・ジン監督は、彼を”自分の役割についてとても攻撃的な俳優”と語り、「国境の南」のアン・パンソク監督は、彼が”夜ごとに、旅館の部屋に古狸のように訪ねて来て、撮影分をリプレイしていった”と語った。

現場で会った「アテナ」制作者のテウォン・エンターテインメントのチョン・テウォン代表は、彼を”チャ作家”と呼んだ。彼は既存の名言を集めた「名言集」を持っていて、平凡なソン・ヒョクのセリフを象徴的なセリフに変えた。アテナの要員が爆弾を身に装着して国家情報院に潜入した状況で、彼は平凡なセリフを”死刑宣告を受けたからといって、全員が絞首刑になるわけではない”と名言集を引用した。

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「ソン・ヒョクは言葉が少ないため、適所で吐き出す象徴的なセリフが必要だと思いました。セリフを言わない時にする演技が本物と思うのですが、ドラマではそうすることができないでしょう。象徴的なセリフで単語や文章などを活用し、ソン・ヒョクの感情を伝えたかったのです」

俳優が脚本に手を出すことは簡単に許されるものではないが、それだけ「アテナ」で、チャ・スンウォンの地位と存在感が大きいということを証明するものでもある。

ソン・ヒョクにとって、ユン・ヘインは心臓のような存在だと思って”心臓”という単語を第1回から第20回まで挿入した。最近、自分に銃を向けるユン・ヘインに”撃て、撃つがいい。元から俺の心臓は君の物だ”というセリフも、”撃て”という一言を彼が再び創造した。演劇にでも出てきそうな多少面はゆいセリフがチャ・スンウォンの口から出て話題になった。セリフをどうするかは彼が全ての悩みを注ぎ込む問題である。”そうです、それで”を一つの単語のように吐き出した後、その次のセリフに重さを載せるように、セリフの高低と切る部分などをいつも計算して研究する。

「アテナ」で彼はイ・ジョンウを眺めるときはあごを少し上げて目を伏せて、ユン・ヘインに会うと正面を見つめる。そのような微細な変化で別の人物を見せてくれる。

「俳優に最も良いのは観察です。15年間、主にこの分野の人々だけに会っているので、わざわざ人の多い所に行って探求します。特異に歩く人も多くて、特異な語り口をする人も多いでしょう。注意深く観察した後、それを習得するのです。それが勉強です。感情によって異なる声をだすように、ボイストレーニングも加えて声も変調したいです」

”いつも自分が不足していると思う”彼は、作品ごとに自分に一つずつ課題を投げる。今、彼が抱えている課題は何か。「知らないうちに固定的になった考え方から脱皮したいです。だが、そのためには良い監督に会わなければならない。役者の考えだけではできないことがあります。話をしてみて監督が私にこんな姿があるんだ、とつかみ出してくれることがあります。15年が流れたので、もうよちよち歩きの段階は過ぎました。基礎体力は持っているので、良いコーチに会いたいです」


■コミカルはおしまい!メロとアクションだけしたい
若い頃に素敵な男を演じた俳優たちも、40歳を超えればコミカル演技などで演技の変身を図る。若い俳優中心の韓国ドラマで、誰かの父親のほかに引き受ける役が減るためである。

チャ・スンウォンはモデルとしてデビューし、外見だけが取り上げられたことで、かえって自分を壊したコミカルな演技で限界を越えた。「風林高(新羅の月夜)」、「ジェイル・ブレーカー(光復節特赦)」、「ぼくらの落第先生(先生キム・ボンドゥ)」「幽霊が棲む」などに相次いで出演し、みすぼらしくてくだらない演技でコミカル演技のトップに登りつめた。

その後、再び「血の涙」、「拍手する時に去れ」、「戦火の中へ(砲火の中で)」など強い男性の姿を見せた。「計画したのではない」というが、このような選択で彼はアクションとメロドラマ、コメディーなど、多様なジャンルと映画・ドラマの境界を行き来する数少ない役者になった。

早く結婚したチャ・スンウォンももう41歳、息子が22歳になった。俳優として、また別の過程に入った彼は、むしろ自分の色をより明確にしたいとする。「もう、貧しい暮らしを口実にしたコミカル演技はしたくないです。これからはアクションでなければメロドラマだけにします。しっかりとしたロマンチックコメディーがとてもやりたいです」

「アテナ」はそんな彼の目指すところを見せてくれる作品である。一人の女性のために、あらゆる悪行を犯す、悪辣だが致命的な男性的魅力で武装した男。いつも女性を魅了する男性性は、彼が最後まで通そうとする彼のキャラクターである。

「人物には目的があるべきだが、ソン・ヒョクの目的はユン・ヘインです。一人の女性を自分の心臓のように愛しているから免罪符を与えられていると思います。年齢がいっても、男は男で女は女じゃないですか。年をとったら「人」になりますが(笑)私は、そのようにするのは嫌いです。それで運動も熱心にして若い考え方を持とうと思います」

彼が「シティホール」で一緒に仕事をした「パリの恋人」、「シークレット・ガーデン」の作家キム・ウンスクが好きな理由もそうである。「キム作家の作品に出てくる男性主人公はすべて、女性たちのロマンでしょう。人の感情をよく溶かして、女性が好きな男性を誰よりもよく知っているのです。すごいのです。「シティホール」をしながらも、手で日光を遮ってくれたり、後ろからハグすることを女性たちがそんなに好きなのか知りませんでした(笑)

(ハンギョレの記事を翻訳しました)
適宜改行を加えました

*この記事はハンギョレのニュース記事を管理人が翻訳しました。チャ・スンウォン氏の非公式ファンサイトとして、日本のファンへの情報共有を目的に無断翻訳しております。著作権者、利害関係者からの削除要請の意思表示を受けた場合、速やかに誠意をもって応じたいと思いますのでご一報ください。



------------管理人のつぶやき------------

スンウォン氏は記事の中で、「これからはアクションでなければメロドラマだけにします」と言っていましたね。次回作と噂される「毒戦」は、アクションに入るのでしょうか…。他のインタビューでもメロをやりたいと言っていたことがあったように記憶しているのですが、なかなかメロにたどり着けませんね、スンウォン氏(笑)

「スンウォン氏+メロドラマ」は、チャ・スンウォンファンの果てなき夢ですね。夢の話はさておき、”今「アテナ」は明らかにチャ・スンウォンのドラマに変わった”と記事で紹介されているのが、とても嬉しい響きでした。

スンウォン氏演じるソン・ヒョクはまさに「アテナ」の核ともいうべき存在で、アテナという組織の中心でもあり、ドラマの中心でもある重要な役柄でした。スンウォン氏の存在さえ知らずにこのドラマを見た私は、散弾銃をぶっ放し、時に狂気の目つき、時にとろけるような優しいまなざしを見せ、鍛え抜かれた半身を惜しげもなく見せるソン・ヒョクを見て、雷に打たれたように猛烈にその俳優さんを愛してしまったのでした。

スンウォン氏の演技の裏には、ソン・ヒョクを演じるスンウォン氏自身のアイディアや細かい考察、努力があったことが伝わるインタビュー記事でした。

普段は笑顔がとても優しいスンウォン氏なのに、冷酷な役を演じると、元々スンウォン氏が持つ端正な顔立ちが引き立って、本当にゾクゾクするような表情を見せるのがたまりません。次回作はボス役との情報がある中で、ヒョクに勝るとも劣らない、”致命的存在感”をスクリーンいっぱいに見せてくれるのでは…と期待が膨らみます。

魅力的な悪を演じさせたら…チャ・スンウォン氏の右に出る者はいません♡
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2016/12/30 (Fri) 17:51

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「『この俳優は本当に同じ人なのか?』と物凄い衝撃でした。」とコメントをくださった方、ありがとうございます。

「最高の愛」を見たあとで、「アテナ」を見たとのこと、そのギャップにはさぞ驚いたことでしょう。私は「アテナ」を見た後に「最高の愛」を見たので、テンションの高いトッコ・ジンに衝撃を受けました(笑)

俳優という職業柄、180度違う役を演じることも珍しくないと思うのですが、よくもここまで…と思うほど役に入り込んだスンウォン氏を見て、努力やセンス、プロ根性を感じずにはいられません。

インタビュー記事を読むたびに、スンウォン氏が本当に多くのことを考え、最高の状態でその役を演じられるように力を尽くしていることが伝わってきます。アイディアを出し、話し合い、地道に努力を続けるスンウォン氏からは、職人のようなこだわりと自負が感じられるようです。

年末の温かいご挨拶をありがとうございます。スンウォン氏は来年も元気に活躍する姿を見せてくれることでしょう。このブログでも楽しい記事をたくさん発信できるよう、日々追いかけていきたいと思っています。どうぞ良いお年をお過ごしください。

ご訪問ありがとうございます。またいらしてくださいね。

2016/12/31 (Sat) 01:10

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2017/07/01 (Sat) 18:39

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「スンウォン氏の出るシーンだけつまんで『アテナ』を視聴しているのですが、ヒョクが苦悩したり絶望したりすると辛くてDVD止めちゃうので、どうも視聴が進みません。」とコメントをくださった方、ありがとうございます。

スンウォン氏の部分だけを見るという「アテナ」の鑑賞方法が大好きです。好きなシーンを何度もリピートしたりして、「アテナ」は何度見ても、噛めば噛むほど味が出るスルメのようなドラマです(笑)

ヒョクの苦悩にシンクロしてしまうと、なかなか辛いことになりそうですね。撃たれちゃったり、心を寄せるヘインは違う男に走っちゃったり、だんだんと追い詰められていくヒョクを見るのは心が痛みます。

演技にリアリティーを求めるスンウォン氏は、以前にヒョクの人物像について、理解しがたい人物だというようなニュアンスの発言をしていたように記憶しています。

確かに現実味はあまり感じられない設定ですが、ひたすらヘインを思い、悪に手を染めて狂っていくヒョクの人生の切なさを、スンウォン氏はリアリティーたっぷりに演じたと思います。個人的にはドラマ自体はあまり好きにはなれませんでしたが、スンウォン氏の悪役の演技が光る作品だったと思います。

問題の10話をご覧になったようですね(笑)スンウォン氏の広い背中を楽しむ問題のシーンが取りざたされがちですが、「翌日にあんな風にウェスト撫でられたら、その場で蕩けて液状化は必至ですよね」というあのシーンの方が私は大人のシーンだと感じました。

あの手の演技(?)が秀逸ですし、撫でたあとにジェヒたちにちょっと頭を下げるような、自らの存在をアピールするような去り方をしていくのが、ヒョクらしいというか、スンウォン氏っぽい気がしました。あのシーンは誰の発案だったのかが気になります。ヒョクとジェヒの二人にしか分からない世界を想像させて、視聴者を刺激しました。

「アテナ」の初視聴は5年前ですが、ドラマを見て熱病にかかったようにスンウォン氏に引き寄せられた気持ちを鮮明に思い出します。あんな風な気持ちにさせてくれるスンウォン氏のドラマをまた見てみたい、という思いと、あの気持ちをたくさんの方に味わってもらって、スンウォン氏のファンがもっともっと増えるといいなぁという思いが湧き上がってきます。

ご訪問ありがとうございます。またいらしてくださいね。

2017/07/02 (Sun) 01:38

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