チャ・スンウォン氏新ドラマ「華政」まだ間に合う!光海君大研究⑦


連載も7回目。最終回となりました。連載のまとめと、「華政」への期待を語りたいと思います。


過去の連載はこちらからどうぞ。
<連載1回目>はじめに
<連載2回目>光海君を取り巻く人々
<連載3回目>出生、そして王の後継者争いへ
<連載4回目>後継者争いの末に…ついに王に!
<連載5回目>15代国王として -光海君の政治-
<連載6回目>反抗勢力、そしてクーデター、配流



まとめ、そしていよいよ「華政」が始まります!

光海君(クァンヘグン)はこれまで、「暴君であり、暴政により王位から降ろされた」という解釈が一般的で、多くの映画やドラマでも暴君として描かれていることが多いようです。

しかし、歴史書から見えてくる光海君の姿は、民のために様々な改革を行い、戦乱で荒れ果てた都を復興させようと努力し、国を取り巻く外国情勢にも敏感な王であるようにもみえます。また、王を取り巻く派閥同士の凄まじい権力争いによって、反対勢力を排除しようとする流れにあらがえない光海君の姿も見えてきます。

チャスンウォン 華政 光海君 차승원


光海君は異母弟の永昌大君(ヨンチャンデグン)を殺害することに反対したという説もあり、またその母である仁穆王后(インモクワンフ)を殺さずに幽閉したのも光海君であることを考えると、実際のところ、光海君という王がどんな考えを持ち、何を成し遂げたかったのか、ますます興味がわいてきます。

どの国の歴史書も、いわば「勝者が歴史を都合よく書いたもの」であり、残念ながら400年も前に生きた光海君の様子をそのまま知ることはできません。光海君については、近年、新たな研究が進み、以前とはまた違った評価も出てきているようです。

王の地位を追われ、済州島で屈辱的な配流生活を18年間も送った光海君。幼いころより王を夢見て王となり、王を追われたその心境はいかばかりだったかと、切ない気持ちになります。

チャスンウォン 華政 光海君 차승원



現在残されている史料と研究から、どんな光海君が浮かび上がるのか。新たな視点で描かれる光海君が大変楽しみです。そしてこの激動の人生を生き抜いた光海君を、チャ・スンウォン氏がどのように演じるのか、ファンとして待ちきれない思いでいっぱいです。4月13日からスタートする「華政」を心から応援します!

チャスンウォン 華政 光海君 차승원



全7回にわたり、光海君(クァンヘグン)の人生を大解剖してみました。最後まで読んでくださったみなさん、ありがとうございました!スンウォン氏出演のドラマ「華政」を見るにあたって、少しでも理解が深まるお手伝いができたなら嬉しく思います。

この記事は、下記の書籍を参考に、管理人の個人的意見を加えて再構成しました。分かりやすく説明するために細かい部分は省いてありますので、ご興味がある方は是非「朝鮮王朝実録」をお読みください。長い時間をかけて一生懸命書いた記事ですので、転載はご遠慮ください。

参考文献:『朝鮮王朝実録【改訂版】』朴永圭著 キネマ旬報社
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Comments 4

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2015/04/05 (Sun) 15:29

管理人  

「こんなに詳しく丁寧に私にも解る言葉で講義していだき」とコメントをくださった方、ありがとうございました。お褒めのコメントに恐縮しています。

スンウォン氏が「華政」の光海君役に決定した時、歴史的な背景を全く知らないことに気付きました。せっかくスンウォン氏が主演するドラマだし…と一念発起して調べ始めたのがきっかけでした。
調べるうちに、光海君の人生がこんなにも波瀾に満ちていて、悲しいものだと知り、ファンのみなさんともシェアしたいと思うようになりました。
拙い解説だったとは思いますが、喜んでいただけて嬉しく思っています。

今週は制作発表も予定されていて、また忙しい一週間になりそうですね。
限られた時間でブログを書いているので、速報性は全くありませんが、スンウォン氏の素敵な仕事ぶりを少しずつ紹介して、記録していければと思っています。
またいらしてくださいね。コメント、本当にありがとうございます。

2015/04/05 (Sun) 17:20

sahara  

まだ間に合う!光海君大研究
やっとパート1からじっくり拝見しました。言葉の壁もあり、さらに時代劇ということもありリアルタイム視聴はあきらめようかな~と思っていましたが、こうやって時代背景や登場人物の関係を予習させていただけたので、やっぱり見よう!!と思いました^^
どうもありがとうございました。

2015/04/08 (Wed) 22:07

管理人  

saharaさん、嬉しいコメントをありがとうございます。
言葉の壁はどうしても乗り越えられない大きな大きな壁ですが、少しでもできることを…と思い、光海君大研究の記事を書きあげました。
スンウォン氏が時代劇に出演することになったことで、私たちも朝鮮王朝の歴史を学ぶ良い機会になったと思っています。ドラマの理解の助けになればさらに嬉しいのですが…。今も昔も、人々が複雑に絡み合い、織りなす物語には、時代を超えた面白さがあると思います。来週からの「華政」が楽しみです♪

2015/04/09 (Thu) 01:17

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